タイム 1'35"1 (良)
1FAve=11.89 3FAve=35.66

ラップ
①12.4-②10.8-③11.4-④12.1-⑤12.2-⑥11.9-⑦11.8-⑧12.5
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-1.1 ③-0.5 ④+0.2 ⑤+0.3 ⑥±0 ⑦-0.1 ⑧+0.6
テン34.6-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり36.2　『前傾・中弛み』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ユビキタス・・・アグネスデジタル×キンググローリアス=ミスプロ×ミスプロ　〔16-g〕　１－１
2着シルクビッグタイム・・・Deputy Minister×Mining=ヴァイスリージェント×ミスプロ　〔2-b〕　７－８
3着アポロドルチェ・・・Officer×Summer Squall=マッチェム×ストームバード　〔8-c〕　１２－９

今年も東京Ｄ1600ｍの流れの傾向通り、『前傾』の流れになりオプションとして『中弛み』が複合したラップのユニコーンＳ。
『前傾』の流れでは、前にて展開した馬がそのままなだれ込むような傾向で好走が多く、中盤弛むと『中弛み』展開自体では不利なはずの差しが活きるようになる傾向。今年も逃げ-差しの決着(=逃げたユビキタスは圧勝で別格のように思いますが、2・3着の組み合わせからこの傾向は正しいのではないか？)と思います。

ユビキタスは、2着シルクビッグタイムに1.1秒差をつける圧勝。前述の流れで前にて展開し、そのまま押し切るのが得意な父×母父ともにミスプロ系の配合。血統適性が高いだけでなく、好走ステップからの出走(=前走端午Ｓ・昇竜Ｓ好走馬)だったことも好走の要因と思います。特に端午Ｓ→昇竜Ｓで着順をあげて好走しているタイプは好走馬が多く(03年ブイロッキー、04年トップオブワールドなど)、この傾向には来年も注目していきたいと思います。
また東京Ｄ1600ｍは芝中距離適性につながることが多く、母父キンググローリアスが活きたのではないか？と思います(=ダービー2着馬を排出していたりするので)。また(ＪＣＤでの傾向ですが)ダービー馬や凱旋門賞馬の血統馬が好走することが多いコース(=東京Ｄ2100ｍ)とつながりやすいのが東京Ｄ1600ｍコースなので、その傾向は今後も注意していきたいと思います。
No.〔16〕の牝系から距離が延びても対応可能でスタミナ豊富な牝系からＪＣＤでも好走に期待。またコース実績馬がフェブラリーＳでも好走するのでそちらにも期待できそうな逸材と思いました。

シルクビッグタイムは、1600mは初出走での2着。中距離適性が問われることが多いと考えていたため、危険な人気馬と考えていましたが2着好走。前走が芝短距離だったことでの、芝→ダートショックと、フレンチデピュティの距離延長が好走の要因か？間隔を開けた事でリフレッシュさせてストレスを軽減させたことも好走要因とも思います(=ヴァイスリージェント系は使い詰めに弱いので。特に馬体重が減りやすいのも特徴)。
No.〔2〕の牝系で、分枝記号bの馬。分枝記号bはストレスのない状況で強いパフォーマンスを魅せるような傾向あり。この特性も好走要因と思います。

アポロドルチェは、ＮＨＫマイルＣ11着からの好走。芝→ダート路線へ変更したことで、母父ストームバード系の特性が目覚めたせいなのか？ストームバード系は勢いのあるうち(2～3歳時)は芝でも好走するが、頭打ちになって路線変更すると強さを発揮することがあります(ただし短期集中型)。父・母父ともに芝・ダート兼用血統でもあり、芝→ダートショックは有効に思います。しかしこの馬も短距離成績が良いタイプと見ていたため、評価はできませんでした。ショックの有効性が活きそうな条件が、3歳戦では有効と考えたいと反省し、来年に活かしたいと思います。
→次走狙い馬:ユビキタス       

安田記念の回顧は明日以降に書くとして、今日はこっちだけ。
ユビキタスがスタートおっつけて行こうとするが、内からナンヨーが行く構えを見せると、逆に手綱を抑える余裕まで。
前４Ｆ46.7、５Ｆ58.9。前の厳しい競馬でも終始危なげない競馬だったユビキタス、思った以上に強い。巨体ゆえに、行けば推進力でもつくのだろうか？この馬はこんな風に、マイペースで「肉を切らせて骨を絶つ」競馬が合う。アンカツも完全に手の内に入れた様子。
ただ、ユビキタスがこのメンバー相手に余裕の競馬をされると、それを軽く捻るサクセスブロッケンはどんだけ強いのか？と思わせる内容であったこともまた事実。
どうだろう？ようやく本格化してきた感のあるユビキタスをも、ブロッケンは捕まえてしまうであろうか？「芝に向かったツケ」と合わせ、次は結構好勝負、あわよくば逆転の目もありそうな予感もしているのだが。
（※端午Ｓでも書いたが、サクセスブロッケンはきっと競り合いに弱い。）
シルクビックタイムは・・・なんとか他の馬は交わせてるのだが、距離は1600ｍが限界の様子。このあとまさかＪＤＤなんかに行かせませんよね？？？

狙い馬はダイワマックワン。出遅れ→取り戻そうと上がっていくのに脚を使う、という最悪の競馬。ある程度キモの座っているジョッキーに乗ってもらえれば、馬券に絡んでくる競馬は出来ると思う。

予想には完全に負けでしたが、６、７の２頭軸の３複を押さえてあったので馬券は思った以上に勝ちでした。私事で恐縮ながら、それがせめてもの救い。
レースレベル：5
→次走狙い馬:ダイワマックワン,ユビキタス
→次走危険馬:シルクビッグタイム  

ナンヨーが注文をつける展開になりペースはやや速め。それを番手でうまく折り合ったユビキタスが大差をつけて圧勝となった。時計も今日は１０Rも速かったので標準だとは思うが今後楽しみなってきただろう。体の張りが落ちてきているように感じるのであえてパドック判断待ちということで狙い馬にはいれませんが。

２着のシルクはパドック歩様ごとごとだった。まあ正直よく２が取れましたねと感じたが無理に喧嘩を先行馬に売りにいかなかったのがよかったかしら。

ドルチェの３着は評価しにくいし今後どの路線にいくかわからないのでなんとも

アンダーはどうみても直線が長いのがいいですがローカルには適条件ありません。
レースレベル：4    
→次走危険馬:アポロドルチェ,アンダーカウンター

ハイペースを好位追走から抜け出して突き抜けた勝ち馬は内容・時計共に文句なく高レベルでしょう。
未勝利を強い内容で勝った時も東京コースだったので右回りよりも左回りがあう感じです。
秋にサクセスブロッケンや古馬との対戦が楽しみですね。
ただ今年はＪＣＤが東京じゃないのか…

本命にしたダイワマックワンは休み明けにもかかわらず体重減でイレ込んでました。
スタートも出遅れて道中外からもりかえしましたが直線は脚が残ってるはずもなく惨敗でした。
ただちゃんと仕上げてくればしっかり走ると思うので今回は度外視でいいでしょう。

アンダーカウンターもダートなら堅実に差し込んできます。
人気になりにくいタイプでもあるので次走もダートなら狙い目です。

芝からの初ダート組は一番人気のなかったアポロドルチェの3着が最高。
やはりこのレースの初ダート組は軽視で正解でしょう。
ただサダムイダテンの道中楽に追走してたのみたり、ドリームシグナルの直線伸びかけたのをみたときはちょっとドキドキしましたけど。
レースレベル：5
→次走狙い馬:ダイワマックワン,アンダーカウンター