前走ラベンダー賞で五十嵐の馬に被され不利を受けたコパノマユチャン。馬込みに近づくとイヤイヤする癖が…。ハナでも切らない限り安心して消せる。

http://jp.youtube.com/watch?v=9WNc-4BmJxE
[2008年08月10日・函館２歳Ｓ]

2週遅れの回顧でした。
レースレベル：3    
→次走危険馬:コパノマユチャン  

タイム 1'10"7 (良)
1FAve=11.78 3FAve=35.35

ラップ
①11.9-②10.3-③11.4-④12.0-⑤12.4-⑥12.7
1FAveとの誤差
①+0.1 ②-1.5 ③-0.4 ④+0.2 ⑤+0.6 ⑥+0.9
テン33.6-上がり37.1　『前傾』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎

1着フィフスペトル・・・キングカメハメハ×Bahri=ミスプロ×ネヴァーベンド　１２－１０
2着ナムラミーティア・・・サクラバクシンオー×ダンスオブライフ=プリンスリーギフト×ニジンスキー　９－８
3着アイアンデューク・・・スウェプトオーヴァーボード×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス　１４－１４

近5年では、最もテンのきつい流れとなった函館2歳Ｓ。テン33.6-上がり37.1と2歳戦では非常に厳しい流れと思われる。そのため例年先行している馬が小回りのローカルコースの鉄則に基づき好走するのだが、この流れでは差し・追込みが展開利としてそのまま活きたと思われる。

フィフスペトルは、キングカメハメハ×Bahriのきつい流れを得意とする配合馬。キングカメハメハは新種牡馬で、キングマンボ系。キングマンボはミスプロ系ながらも、凱旋門賞好走馬をだす欧州型のタイプの偽ミスプロ系。そのため洋芝の函館コースときつい展開が向いていたと思われる。時計の速い厳しい展開でこそ本領を発揮し、雨で道悪になるのも「雨のキングマンボ」系としてはプラス要因なはず。成長力にも富む血統配合なので距離が延びても戦えるはず。今後も期待。

ナムラミーティアは、函館2歳Ｓで好走の多いサクラバクシンオー産駒で、さらに好走馬の多いラベンダー賞好走(1着)のステップでの出走。傾向通り好走したので、今後もこのタイプは中心とみて良いと考えます。1着フィフスペトルは、好走が多い外枠だったこともあり、ナムラミーティアも外枠だったなら着差は縮まったはず。外枠は今後も要注意。

アイアンデュークは、スウェプトオーヴァーボード産駒。スウェプトオーヴァーボードはエンドスウィープ系で、母系が納豆血統のダマスカス系。エンドスウィープは前傾の持続系の流れに強く、その特性がスウェプトオーヴァーボードにも嵌ったと考える。追込の展開利はあったと思うが、母父サンデーサイレンスからプチアドマイヤームーンなんて期待してみます。
→次走狙い馬:フィフスペトル,アイアンデューク     

アイアンデュークは大外から追い込んでの3着。今後は人気になりそうだが、本日は先行勢が総崩れのレースで、展開に助けられた面も付記しておく。気性の成長と鞍上変更を希望したい。それにしてもスプリント戦で最後方ポツンって横典…。
→次走狙い馬:アイアンデューク