レースは実質的に1番人気、2番人気の一騎打ちとなったが、想定発表後のメンバー構成からもそれはある程度判断できたこと。堅い決着に収まったことには全く驚かないが、少頭数でしかも絡んでくるダークホースが不在とくれば、時計面を抜きにして上位２頭は相当に楽な競馬をさせてもらった印象が強く、能力を再確認する上では少し疑問が残るレースでもあった。

　マイウェイには直線で最後まっすぐ走っていれば勝っていたであろう手応えがあった。とにかく気性の成長が待たれる１頭で、気の難しい面が反応と口向きの悪さに直結している。器はまだ上の上を目指せそうな３歳馬で、能力的には500万でとどまるとは考えにくいが、今回はとにかく非常に摩擦の少ない競馬。そこで勝ち切れなかったのもまた事実。次走人気を背負い、しかも多頭数でメンバー強化などの条件次第では案外危ない要素もあるのでは。

　対照的にグッドバニヤンは番手から抜け出して快勝。それほど切れる脚を使えなかったが、どちらかと言えば末脚はもともと持続力型。最後はマイウェイの気性にも助けられた面はあったが、内容は完勝と言って良い。春以降は500万で成績が安定、次走昇級でも大崩れは考えにくい。ただ、今回が楽過ぎる競馬だけに同じ正攻法で昇級即とまではどうか。
レースレベル：2    
→次走危険馬:マイウエイ,グッドバニヤン

ゲイリーライアンの逃げで始まり、ペースが緩んだところで浜中トミケンプライムがレースを動かす。
バックＳでは、13秒前後のラップから一気に11秒台へスムーズな流れが理想だった面々には厳しいもの。力のあるグッドバニアンとマイウエイはサバイバル的な上がりに対応してきた。

12.6 - 11.6 - 11.9 - 13.2 - 12.8 - 11.8 - 12.1 - 11.6 - 11.2 - 11.6
500万下2000mで後半1000mを58.3は優秀、上位2頭は昇級戦でもやれる可能性がありそう。
3着馬トミケンは適性は平坦にあり、なお一瞬の切れをどこで使うかが問われる。
浜中Ｊには多分コーナーをロスなく、4角で膨らむことのない騎乗を考えたのか、馬の特性に合わせた乗り方ではなかったように思います。
次走、4角まで貯めてのレースがいいですが、多頭数ではうまくいきそうにないですね。

3歳馬マイウエイは今後おもしろい。
クラシック戦線には乗れそうにはありませんが、昇級の壁はなくopまで行ける素質はあります。
気性の素直さが欠けている点が勝負所でスーと動けない、追い出すと内にモタレル、この辺を調教でカバーしてくれば将来期待できるでしょう。
エンジンがかかってからの瞬発力にはいいものを感じますし、距離は16~2400mあたりではないでしょうか。
レースレベル：3
→次走狙い馬:マイウエイ  
→次走危険馬:トミケンプライム