本命チャームナデシコは位置取りといい抜け出すタイミングといい、これといって致命的な部分もなかったが、同じく早め抜け出しを決め込んだラターシュの勢いには勝てなかった。最後まで勝ち馬に渋太く食い下がってはいたが、巻き返すまでには至らず。チャームナデシコ、連軸としては非常に良い仕事をしているのだが、単勝を買う人間にとっては痛ましい。次走も大崩れはしないと思うが。

　勝ったラターシュはこれで２連勝、３走前の鉄砲でこの馬の馬券を買っていたことをふと思い出した。当時は休み明けとはいえ、馬場状態やメンバーから前残りが明白なのにえらく気のない競馬で５着止まりだった。今回の連勝を見るにつけ、あの時のヤラズへの恨みツラミは募る一方。ちなみに当時のヤネはといえば、いまは異国の地で修行中ですね。

　２番人気で大敗したタガノファントムは休み明けが原因というより、もともとややズブいところがあるのは昔から。行き脚がつかないのは珍しいことではなく、岩田をもってしてもその辺は一苦労。毎回意外なほど高い支持率を誇るが、そうした欠点からレース内容も本質的には不安定。かりに芝に替っても鮮やかな一変まではどうか。

　もう一頭のタガノ、タガノアッシュは好位追走も直線で追い出してからサッパリ。ただ、追走自体は非常にスムーズだったことを考えると、これは力負けというより距離が長過ぎる印象。小倉や福島で活躍していることからも、阪神の急坂と比較的長い直線も応えていたように思う。次走距離を短縮してきたら再注目。
レースレベル：3
→次走狙い馬:タガノアッシュ  
→次走危険馬:タガノファントム  

勝ったラターシュは好位から突き抜けて快勝。
前走はかなりレベルの低いレースだったと思うんですが、
勢いに乗ったマーベラスサンデー産駒の怖さを見せられました。

2着チャームナデシコは安定。

3着トシセントは阪神2000に強く。
ただ結構ポカのある馬なので、次走阪神2000でも信頼度は低いか。

キャトルキャールは大外を捲りましたが伸びず。
やはり、この距離では道中緩みすぎて持ち味が出ないようです。
レースレベル：3    
→次走危険馬:トシセント