ハートビートソングは斤量が見込まれたということで軽視したが、力があるのは重々承知だし、今回は人気にもなるだろうから敢えて蹴飛ばしたが走られたな。まあ力があるという証拠になったが。

　ペースは稍重を考えればやや速いペース。それをわかっていたのかどうか知らないが、典さんは直線を向いて後続を引き離したのは結果的に良かった。こんな競馬をするとは全く想像していなかったが、血統的に速い脚を使えるタイプではないし、かなり状態も良かったのだろう。どういう経緯で典さんが乗ったのかどうかはわからんが、陣営はかなりの自信があったんだと思うし、積極的な競馬ができたのもその証拠だと思う。しかし２年以上も大敗を続けた馬が復活するんだから恐ろしいわ。ブライアンズタイム系のマヤノトップガンだからアリなんだけどな。

　ハートビートソングは今後のために賞金を加算できたのは大きい。母父がトニービンだから府中や京都の外回りがいいんだろ。これからさらに相手が強くなってどこまでやれるかだが、まだまだノビシロはありそう。

　ヤングアットハートは血統の字面ではとてもこの距離が得意とは思えないんだけどなぁ・・・。これで次から多少人気になるだろうから、疑ってみるか。

　トレイルブレイザーは父がダ短のフォーティナイナーなだけにハンデキャップホースっぽい。マカニビスティーは良くも悪くも相手なりで勝ち切るのは困難。マイネルアンサーは軽量を活かして直線だけの競馬だけに評価できず。ジャミールは馬場が渋ったのが残念だけど、多少ロスしても外枠で良いところを走れて上がりはヤングアットハートと同じ№２ならマズマズ。少し復調気配かな。

　マイネルキッツは終わったか。モンテクリスエスも条件が揃わないと厳しいなぁ。トウカイトリック、フォゲッタブルもお疲れさんだろ。ケイアイドウソジンはいつもより後からの競馬で、馬場か枠か何か理由がありそう。イコピコは良馬場でこそだけど再度浮上は厳しいか。オウケンサクラは小回りのコーナー４つでこそかな。

レースレベルは馬場と展開が大きく左右された感じがするからな。評価できる点も少なく『２』
次走の狙い馬はどこを使うかわからないがジャミール。
危険馬はたくさんいるわな。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ジャミール       

雨が降って内伸び前残りの馬場に。このレースも流れは持久力が問われるものだったが先行した馬がワンツー。

キングトップガンは軽量を活かして先行。道中は内をロス無く回り、直線の入り口で逃げたシゲルタックを交わして先頭に立つと一気に後続を突き放した。ラスト1Fはバテたが、後続もじわじわとしか差を詰められず、粘り切った。馬場と軽量の恩恵を存分に活かし、馬の能力を最大限に引き出した好騎乗が光った。

ハートビートソングは好位追走から直線を向くも、先に抜けだしたキングトップガンを捕らえきれずに2着まで。

大混戦の3着は後方の内を追走し直線では馬群を割って伸びたヤングアットハート。

トレイルブレイザーは中団追走から4Cで外を回ってポジションを上げ、直線もしぶとく伸びて4着。

マカニビスティーは4Cで内からポジションを上げて5着。

内伸び前残りの決着の中、後方から大外を回して0.2差まで迫ったジャミールは次走の巻き返しに期待したい。

本命のマイネルキッツは後方からの競馬になり、直線は内を突くも伸び切れず8着。稍重の馬場でトップハンデが響いたか。
→次走狙い馬:ジャミール  
→次走危険馬:キングトップガン  

勝ったキングトップガンは早めの競馬から押し切り。
確かに近走好調ですし、血統も府中2500向きでしたが、
今さら重賞でこんなに人気じゃなかなか手が出ませんね。

2着ハートビートソングは勢いで。
青葉賞でも勢いだけで外から来た記憶があったので、
2，3着はあるかもとは思っていました。
疲れが残りそうですし、次は消し。

3着ヤングアットハートは意外と後方からになりましたが、
最後は根性を見せてくれました。まぁ馬券はハズレでしたが。

2～5着を若い4歳勢が占めましたが、勝ったのは8歳。
なんとも解釈に苦しむ結果ではあります。
レースレベル：4    
→次走危険馬:ハートビートソング