勝ったイタリアンレッドは後方から捲り気味に差し。
先週の中山の馬場は異様に外差しで、見事に嵌りましたね。
血統的にも小回り得意なネオユニですし、調子も悪くなかったので。

2着タッチミーノットは毎度のごとくズブくて下がりつつ盛り返し。
3着アニメイトバイオも少し前でしたが同じように盛り返し。

差しで決まるならこの3頭だろうという馬が全部来た感じなので、
馬場で予想する方には当てやすい結果だったのでは。
しかし最近の中山は淡白な前残りが少なくて困ります。
レースの迫力はあっても当てにくいです。

シャドウゲイトは早め先頭で普通なら勝ってるパターンですが、
ここまで強烈な差しの流れなら仕方ない。

ただ、やはり地力は相当ありますね、この馬。
こんな強い馬が力を出して4着になるほど差し馬場だったのに、
思考停止で前残り予想した自分が情けない。

次走狙いとしてはオペラブラーボあたりでしょうか。
オペラハウス産駒ですけど軽いスピードタイプなので、
新潟記念とかなら面白そうです。
レースレベル：3
→次走狙い馬:オペラブラーボ       

う～ん・・・天敵の中舘か・・・（;´Д｀）
イタリアンレッドはハンデは恵まれたとは思っていたが、外枠でロスの多い競馬になると思っていた。実際に外々を周っての競馬で、これなら差してきても届かずだろうと思っていたのだが・・・。思ってた以上に斤量に恵まれたか、ここまで強い競馬をするとわな。

　スタートして田辺くんのエーシンジーラインがとばしてハナを主張。この時点でキャプテントゥーレの負けは確信できた。ガツガツいったからペースは速いと思っていたが1000m通過が61.4だから遅いのね。それでも前残りにならなかったのは800～1000mが13.2と遅かったのもかかわらず、その後の1400mまでが12.0と一気に加速。そこから11秒台を連発させたから先行馬にとっては持久力を問われるレースとなった。

　イタリアンレッドは早めに前が動いても我慢して、仕掛けたのは３～４角。中舘を考えればよくぞギリギリまで我慢したな(´ﾟωﾟ):;*.':;ﾌﾞｯ　イメージ的にはアルコセニョーラと似たような競馬をしたのじゃないかと。最近は後ろからの競馬が多くなったしタイプも似てきたかな。ハンデ重賞で、また忘れた頃に一発ありそう。

　タッチミーノットはペースが速くなった３角手前でムチを入れてる始末。。。そこまでズブいか！？と思ったが、結果的に仕掛けが遅くなって大正解だったわけだが、あんなに手綱を動かしているのに直線で伸びてくるんだから恐れ入るわ。予想の時は小回りでも問題ないと書いたが、直線の長いだだっ広いコースのほうが向いているんだろうな。

　アニメイトバイオは評価できない３着。先に抜け出してから差されての３着ならまだいいが、後ろにいた２頭に交わされてから前にいたバテ馬を交わしただけだからな。これでは牡馬相手に勝てる気がしないな。今後も善戦続きか。

　シャドウゲイトはまだまだやれるね。カッチーも積極的に乗ったんだから馬券買ってた人も納得でしょ。馬場が渋ればさらに前進可能。

　キャプテントゥーレは人気馬の宿命か。騎手もこの展開じゃ勝てないと思ったのか形だけつくって終了。今回は参考外のレースとも言えるが、途中で馬がやめてしまう癖がついたりしてしまわないかが心配。１番人気を背負うと騎手の心理も変わるのかね。

　サンライズベガは負け過ぎ感があるが巻き返しは可能か。マゼランが３番人気とわな。さすがに過剰人気だろ。今回の敗因は２走ボケで済ますんだろうけど次も危なそう。

レースレベルは評価する点は少なく普通で『３』
次走の狙い馬はいないな。危険馬はマゼランを指名。
レースレベル：3    
→次走危険馬:マゼラン  

このレースにしても最終レースにしても馬場が最終週の福島っぽかったですよね。中山の馬場を使ってもこうなるんですね。時期的なものなのかな？主要競馬場であんなに外を回る競馬は久々にみたなぁ。
今回のレースはまるで福島でのラジオＮＩＫＫＥＩ賞みたいな決まり手で、先行争いを終始中団の外から進めたイタリアンレッドのまくりのような抜け出し勝ち。ストロングガルーダとサニーサンデーのときのラジオＮＩＫＫＥＩ賞みたいな感じでした。
福島競馬場は来春の開催を目指すそうです。中山の馬場に福島の念は見てとれました。死んでません。必ずや。


１着　イタリアンレッド
やはり前走は消化不良だったようでうっぷんを晴らした感。
向こう正面ではちょっと持っていかれてましたけど、全体のペースアップが早かったのでちょうどよかったのかもしれません。ちょっと抜け出しが早い感じもしたけどその辺は中舘クオリティでしょうか。
クイーンＳよりも得意の小倉の小倉記念でサマー２０００のチャンピオンを狙ってくるとは思います。今度もハンデ戦。ハンデとメンバー次第では牝馬のチャンピオンが誕生するかも。


２着　タッチミーノット
乗り慣れているジョッキーですからよくわかっていて、３コーナーで追い通し。勝負どころで手応えが悪いのはいつものことで、あの追い通しは乗り慣れていれば必然。ジョッキーはよくやっています。
明らかに広いコース向きであることを改めて露呈しましたが、新潟の外回りだと直線が長すぎて仕掛けが難しいというジレンマとの戦いですね。東京２０００ｍが合っている思いますが重賞は天皇賞しかありませんのでねぇ・・・


３着　アニメイトバイオ
らしい３着の感。馬場の悪い内を走らされながらも最後は自力で３着。さすがは牝馬クラシックを盛り上げた１頭という感じ。
勝ち馬、２着馬ともに外のいいところを走れたという点を考慮すると健闘の部類。当然牝馬同士ならの期待はあるがどこへ行っても斤量をもらいますのでね。なかなか厳しいです。


４着　シャドウゲイト
キャプテントゥーレを徹底マークで直線入り口で捕える。レースが早めに動く苦しい展開でこそ粘りを発揮する馬なのでこの着順にはそれほど驚かないけど立派だと思います。
９歳馬にまだこれだけやられているのだからね・・・情けないですよ、他は。ディープインパクト世代ですからなぁ。


５着　ドモナラズ
終いに徹して掲示板確保。この馬の好走もまるで福島競馬場で行われているみたいに思えた要因の一つ。柴田大知の名前もどんどん売れて行きますね。


他

１２着　キャプテントゥーレ
「敗因は荒れた馬場でしょう」だってさ。宝塚記念を回避してここに臨んだわけですから、そういった馬場になることも想定しなくてはいけないと思うのですがね。
このぐらいのメンバーなら斤量次第で勝負になると考えるのが甘いですよね。関東は完全に舐められてるね。ま、結局関西馬が勝ったわけですが。
シャドウゲイト以下に早めにプレッシャーをかけられたのも大きいでしょう。いかに今まで楽な競馬をしてきたかということ。斤量面を考えても持ち前のスピードで積極的に逃げることはできないんでしょうから、サマー２０００シリーズでは厳しいでしょう。サマー２０００が終わって手薄になる朝日ＣＣでまた大威張りすればいいのでしょうよ。
レースレベル：2    
→次走危険馬:キャプテントゥーレ  

完全な前つぶれというわけでもなく、◎キャプテントゥーレの横を走っていたシャドウゲイトは最後まで粘って４着。キャプテンは残り２００ｍあたりでガクッときてしまいました；；；
レースレベル：4
→次走狙い馬:シャドウゲイト       

次走狙い馬＝キャプテントゥーレ

人気を背負って消えた今回。ハンデ差など言い訳にならない小牧太の無策騎乗に大いに落胆させられた。

しかし、これで同馬は今後はどんな状況になっても逃げ手に拘るはずで、先手をしっかり取れば多少のハイペースなど同馬ならモノともしないはず。よって次走狙い馬とした。

次走危険馬＝アニメイトバイオ

今回は2000ｍ戦だったこと・微妙に斤量が重かったことは次への利点になる材料。

だが、きっちり差をつけられた３着キープであったのは同馬の限界を見せられた感があり、今後も人気になること考えると”第２のブロードストリート”が同馬の将来的な道程としか思えない。よって次走危険馬とした。

☆一皮剥けた田辺くんの見せかけ逃げ！

同じ敗戦でも、彼の見せた騎乗には評価をせざるを得ないところ。

馬券になるような馬ではなかっただけに惨敗は仕方なかったが、それでもテンの２～３ハロンで好枠を利して思い切った先手を取ると向こう正面では完全にペースを落としスローに。結果キャプテントゥーレのペースを狂わすことに成功した。

彼の騎乗があったからこそイタリアンレッドが勝つことが出来、タッチミーノットが２着に来れ、後藤が馬券に入れたのである。

もちろん「ペースを自分で作らなかった小牧太のサイテー騎乗ぶり」があってのことだが、下手な子の代表たる小島太一くんであれば単に暴走逃げしかできなかったはずで、今年の田辺くんの変身ぶりの一端を見せたものと言えるだろう。

それにしても、小牧太が何故今一つ結果を出せないのかが今回の騎乗で明確になったのだけは間違いない。
彼は単に流れで馬を運ぶだけで、体感・体内時計で馬を操作する能力がない「福永と同様な騎手」でしかないのだろう。
だからこそ、ペースが落ちたはずのレース半ばで自ら動くことが出来ず惨敗を誘発させてしまったのだ。

道理で後藤に乗り代わってもローズキングダムはダービー２着に来れる訳だ！【元地方上がりで後藤クラスでは正直転厩してきた意味はないだろう…後藤レベルなどどこにでもいるのだから！】
レースレベル：3
→次走狙い馬:キャプテントゥーレ  
→次走危険馬:アニメイトバイオ