◎ソウルスターリングはスッと先行し好位へ、4角も抜群の手応えで直線、徐々に押されてしっかり加速、残200で先頭に立つと追われてスッと反応、楽にリードを広げて最後は手綱を緩める余裕があり、底を見せずに1.33.2の優秀な時計で2馬身の着差以上の圧勝。細かい説明不要、完成度が高くて本当に強い。

○リスグラシューはやや出負けも内枠でリカバー出来るレベルだったが、前哨戦の豊だからなのか抑えて中段後ろへ。通過タイムが600で34.2、1000通過が58.6と目視でもかなり速いペースで後ろで正解だったか？と感じたが、直線序盤はジリジリとした伸び、2番手混戦も残200ではここから伸びて2着は確保出来る位置だったが、外から差されての3着。前哨戦は勝馬も一緒で不安材料だった初の休み明け、乗り変わりが2着固定に出来なかった理由で、今回の予想と馬券的には良かったが次走の悩みの種となった。

▲ミリッサは内枠でどうかと思ったが発馬を決めたのは収穫、ただ出して行ったのでかかり気味、画面が丁度切れててわかり辛いがかなり引っ張ってる感じ？400ぐらいからは何とか折り合って勝馬の後ろで進めて4角出口を探しながら直線、なんとか付いて行こうとするが序盤で後れを取る。加速が悪いのは折込ずみでリスグラシューの内から伸びてきて、弾けるかと思ったが、鬼脚は見られず4着と出走権を逃した。序盤のひっかかりが影響したのか、ペース的に脚を無くしたのか不明も33秒台の脚は出せなかった。でも重賞を勝てるレベルの充分な競馬、ローテはわからないが賞金を積まない限りＧⅠは無いので、トライアルなり次走期待。

△ミスパンテールは7月の新馬以来の久々、成長して+体重かと思ったら8㎏減で前走は大した攻めもしなかった様で本当に素質だけで勝ち上がったのだろう。先ずは発馬で成長を見せて普通に出るも後方3番手。これも画面遠くて良く見えないが、折合いも付いていた感じ。後方3番手のまま4角、課題のコーナーもスムーズで成長して来た。直線向いた時にはリスグラシューと並んで内側、リスの外に進路を取りに行く際に2馬身のロス、鞭を入れるも序盤はリスとの差は2馬身チョイのまま、残200から差がつまり残100で並んで半馬身前に出ての2着、桜花賞の切符を手にした。前哨戦のリスグラシューと乗り込み充分でメイチに近いと思うこの馬では仕上げが違うのは承知の上で、直線序盤のスムーズ差を考えるとデビュー2戦目で本当に強かった。このペースで展開が向いた面はあると思うし、引っ張った前2頭の馬があれだし、エントリーチケットはバタバタしてたのでそこはきちんと考えなきゃ行けないが、桜花賞で馬券になってもおかしくはない時計で走り切った。今年の牝馬路線は本当に揃ってる。今後の更なる成長力に期待したい。

3連複1000円、3連単300円ゲット。今週頭の段階では7月以来の休み明け1勝馬なんてもっと穴的な感じで考えていたし、予想的には良かったがリスグラシュー飛んだ20万近くなる馬券も持っていたけどそれは贅沢か…。色々的中し良い日だった。嬉しい。パンテールお疲れ様、有難う。
→次走狙い馬:ソウルスターリング,ミリッサ     

チューリップ賞を振り返ります。

ラップからみたレースレベルですが、、、
1600万を通り越して、古馬OP並みのレベルではないかと思います。
その要因というのはもちろんソウルスターリングのパフォーマンスです。
前走阪神JFでも1600万級のパフォーマンスではあったのですが、さらに上昇してきました。
今回はその阪神JFよりもさらに速いペースで流れ、ソウルスターリングもテンは前走より負荷がかかっていたと思います。
素晴らしかったのは後半の内容で、前走ではハイペースで流石にラストは失速してしまっていたのですが、今回はラストまでしっかりふんばっていました。
この時期の3歳のパフォーマンスとしては破格のものでしょう。
2000年代以降のチューリップ賞では、ウオッカの2007年の次に来るレベルだと思います。
流石に2007年には負けますが、素晴らしいラップですね。
もう少しでウオッカの域に入れそうということで、それだけの馬ですから桜花賞も、またオークスやダービーでも好勝負間違いなしでしょう。

2着以下の馬についても振り返りましょう。

ミスパンテール
これは自分には見抜けませんでした。
新馬ではちょっと力があるかもしれない馬という印象しかありませんでしたが、新馬から長期休み明けのここでいきなり2着に入るとは・・・。
多少の展開利はあったかもしれませんが、すごいですね。
桜花賞でも通用するのではないでしょうか・

リスグラシュー
ソウルスターリングよりも後ろを追走するという、前走と同じ競馬になった時点でこの馬が勝つ可能性はほぼ無くなりました。
この馬については、陣営が良さを全然分かっていない気がします。
ずっとリスグラシューを推していますが、それは差したレースではなく、未勝利でのHペースを前受けして楽勝した時の内容です。
後ろから長い脚を使うのではなく、先行して直線で短いスパンで脚を使う競馬するべきでしょう。
そういう競馬をすればソウルスターリングに並べるかもしれません。・・・という自分の願いです(笑)。
今回、良さが出ない競馬をしたことで本番僅かですが希望が残りました(笑)。
まあ、真面目に書くと次走先行しなければ2着にも入れないでしょう。

ミリッサ
この馬も頑張ったと思います。
今年以外のチューリップ賞なら3着以内には間違いなく入れたでしょう。
桜花賞に出れないのは残念ですが、NHKマイルC目指して頑張ってもらいたいです。
次走どこを走るかは分かりませんが、G1でなければ勝負になると思いますよ。

次走狙い馬はソウルスターリングとミリッサにしていますが、これだけレベルの高いレースになりましたから、上位に入った馬は全頭注目しておいたほうがいいですね。

以上でチューリップ賞の回顧を終わります。
ソウルスターリングさん、すいませんでした。
レースレベル：5
→次走狙い馬:ソウルスターリング,ミリッサ     

武豊騎手は正攻法でリスグラシューの末脚が何処までソールスターリングに通用するか試した感じでしたね
ただ正攻法では通用せず、ミスパンテールにも差し負け
これで本番のレース運びはほぼ決まった感じがしますが馬群を割ってって感じよりは外を回してのレースになりそうで枠、展開の有利不利に桜花賞では左右されそうですね
強い馬ですが桜花賞では馬券圏内から消える可能性もはらんでますね、果たして

ソールスターリング 圧倒的な強さ！こちらは先行出来る機動力がありほぼ展開の有利不利とは無縁ぽいですね
リスグラシューが本番を意識していたとは言え正直ここまで差があるとは、、
でも桜花賞使うのかな？皐月賞いったりして？それでも通用しそうな予感はします

ミスパンテール 桜花賞の候補に名乗りを上げましたね。
伏兵から有力候補になってどんなレースが出来るか？
馬券圏内には顔を出して来そうですね
レースレベル：3
→次走狙い馬:ミスパンテール,ソウルスターリング     

勝ったソウルスターリングは中団から抜け出し。
うーん、ちょっと弱点が見当たらないですね。

2着ミスパンテールは後方から追い込み。
若い時期は強いダイワメジャー産駒とはいえ、
7月の新馬戦以来ではさすがに買いづらい。

これで本番は結構人気になるでしょうけど、
母父クリスエスですし、G1では駄目そうな気がします。

3着リスグラシューは中団やや後方から伸びきれず。
トライアルだからチョイ負けが良いのかもしれませんけど、
直線で確実に伸びていた2歳時の印象からすると…

カワキタエンカは好位から早め先頭も押し切れず。
走る気は十分でしたが、流れが厳しすぎましたね。
全然トライアルらしくありませんでした。
レースレベル：4    
→次走危険馬:ミスパンテール  

レベル５＝桜花賞最有力候補が後続に影も踏ませず。
ここまでの３才牝馬戦を見る限りソウルスターリングに勝てる馬はほとんどいないだろう。

狙い＝ソウルスターリング(藤沢和・ルメール)
休み明けでもキチンと仕上げる力量のある厩舎、本気で乗れば馬の能力をキチンと出せる本物のジョッキー騎乗だけに勝った事はごく当たり前。
この相手では能力が違っているので本番(桜花賞)でも優勝濃厚である。

危険＝リスグラシュー(矢作・武豊)
まさかの３着には正直ガッカリした。
やはり戸崎を降ろしたのは明らかな不手際で、如何に武豊が実力がないかを証明したようなモノ。
しかも、差された相手が長期休み明けの馬では本番での期待など置ける訳がない。
他人の馬を回して貰って勝っているようなエセ天才など所詮はこの程度の実力しかなく、おそらく誰かの手引きでこんな騎手を起用しなければならない厩舎も馬も被害者と言える。
今後はせいぜいオープン牝馬戦で着拾いする事になるだろう。

※武豊、すごいわ！
ソウルスターリングに引き離された後、直線の２着争いでリスグラシューが横並びになったのには思い切り苦笑させられた。
『なぜ抜け出せないの？』と武豊の追いの拙さに笑うしかなかったから。
『もしかして接戦を演出したのかも…』と思ってレースを見直したが、要はソウルスターリングに並びかけるまでに鞍上が脚を使わせ過ぎて、２着争いの競り合いになった時にはもうすっかり馬に余力が残っていなかった。
前走騎乗した戸崎が無駄なく脚を使わせたのと正反対に、今回の武豊はソウルスターリング追走の時点で本人が気付かないうちに馬に脚を使わせていた。
さすがは福永祐一の先代○○○ジョッキーだと四位に差されたおマヌケぶりに『逆に武豊は凄いや！』と思った。
この程度で4000勝もしているのだから、縁故って本当にすごいわ！
レースレベル：5
→次走狙い馬:ソウルスターリング  
→次走危険馬:リスグラシュー  

ソウルスターリングは追うところなしの楽勝。今回のメンバーでは本番ではかなわないだろう。別路線の新興勢力に期待したい。
リスグラシューは思ったほど切れない。新潟のような軽くて時計の出る馬場でないと力が発揮できないのでは。
２着に入ったミスパンテールは２戦目でこの結果は立派。本番はともかく、今後も３歳戦線ではチェックしておく必要あり。
→次走狙い馬:ミスパンテール