当日のような小倉の馬場で、しかも３歳で１分８秒台の時計を叩き出すとは、どの馬が勝つにせよそんな結果はレースが終わるまで全く想像ができなかった。それを逃げ切りでやってのけたのがジョーカプチーノ。芝の内目は相当荒れていて、逃げ馬には決して有利とはいえない状況下を好時計で快勝、ある程度以上のスピードと地力が備わっていなければできない芸当である。
　
　前走で初めて芝を使ったが、クロッカスＳでの大敗と今回の好走を踏まえると、決して馬力型のダート馬ではなく、むしろある程度の軽さが武器のスピード型の芝馬というのが本来の姿に映る。スピードが勝っているタイプなので距離がどこまで持つかは疑問だが、少なくとも芝1400までなら３歳オープンでも十分通用するのでは。今回の勝利を機に、次走以降は芝を主戦場に据えることにも期待を込めて。

03/03 23:33　回顧アクセス：843