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2012年 タイム 1’46”7 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.57
ラップ
①12.7-②11.0-③11.6-④11.9-⑤12.0-⑥11.9-⑦11.4-⑧11.6-⑨12.6
1FAveとの誤差
①+0.8 ②-0.8 ③-0.2 ④±0 ⑤+0.1 ⑥±0 ⑦-0.5 ⑧-0.3 ⑨+0.7
テン35.3-中盤35.8-上がり35.6 『一貫』
『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△
1着トーセンレーヴ・・・ディープインパクト×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 3-3
2着ダノンシャーク・・・ディープインパクト×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔1-u〕 6-5
3着マイネルスターリー・・・スターオブコジーン×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔11-c〕 2-1
流れは、テン-上がりのラップ差が少なく、中盤も締まった流れにて『一貫』の流れ。比較的近年は『中弛み』の流れが複合することが多かったのだが、今年は中盤は弛まず『一貫』した流れ。展開的には、差しが最も恵まれ、次いで先行、逃げ・追込には厳しい流れと考える。
1着トーセンレーヴは、前走マイラーズC8着(=阪神芝1600m:0.7秒差)からの好走。東京芝コースは(2-0-1-1)、芝1800m戦は(2-0-1-0)でした。オープン戦では好走するも重賞だと届かずといった戦績だったが、今回は先行し好走した内容から、いよいよ本格化と考える。比較的前につけて先行できる馬であったこと、スタミナ型サンデーサイレンス系のディープインパクト産駒×母父欧州型のニジンスキー系配合という点、好走馬の多い牝系であったことなど、もう少し高く評価してもよかった馬と反省します。末脚重視と考えていたため、危険な人気馬と考えてしまいましたが、前述のポイントから侮ってはいけない馬だったと反省します。緩い流れからの瞬発力勝負よりも、早めスパートで持続力勝負に向いた馬と考え、この条件になりそうなレースでは注意したいと思います。今後の活躍には期待します。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Caerleonはニジンスキー系で、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。特に東京と京都外回り、阪神といった直線の長いコースの重賞には強い。2歳戦でも戦える仕上がりの早さと高齢でも侮れないしぶとい成長力も有す。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
2着ダノンシャークは、前走マイラーズC2着(=阪神芝1600m:0.2秒差)からの好走。東京芝コースは(0-0-0-2)だが、芝1800m戦は(3-1-0-0)と好走も多い馬でした。前走マイラーズCでは上がり上位の末脚を繰り出しての好走で、このタイプはマイラーズCからのステップ馬としては期待ができる傾向にあり、今回本馬の好走でこの傾向は証明されたと思います。来年にも活かしたい傾向と考えます。また間隔がやや開いた方が好走できる馬のようで、ローテーション的にも期待して評価し、結果2着好走からも間隔を詰めるよりは、ゆったりとしたローテーションで今後も狙いたい。今年に入り重賞でも僅差に好走をしている点からも本格化と考えて、今後にも期待します。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。特に東京と京都外回り、阪神といった直線の長いコースの重賞には強い。2歳戦でも戦える仕上がりの早さと高齢でも侮れないしぶとい成長力も有す。奇しくも1着馬トーセンレーヴと父×母父が一緒にて、今回は東京芝コース適性の差での敗退と考えます。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号uは、時計の掛かる馬場でのみ力を発揮することが多く、また早熟傾向。牝系の成長能力からは今が3歳秋~4歳春がピークと思われるため、今後は過信禁物と思うが、秋GⅠまでなら信頼できるのでは?と考える。
3着マイネルスターリーは、前走新潟大賞典8着(=新潟芝2000m:0.5秒差)からの好走。東京芝コースは(1-0-1-5)、芝1800m戦は(3-1-2-9)でした。近走は前走新潟大賞典にて0.5秒差で8着に好走していたが、その前は2桁着順などもあり、近走成績からは狙えない馬でした。今回の好走は、トニービン系の好走が多いレースでもあり父グレイソヴリン系ということ、前走新潟大賞典からのステップが好走が多い傾向だったこと(=ただし新潟大賞典からの好走は上がり上位馬が多いので、本馬はその傾向には合致しないのですが...)、これらが好走要因だったのではないかと考える。上位2頭に比べ斤量は1kg重く、その点を考えると3着好走は評価したいが、7歳馬ということを考えると今後の連続好走はやや難しいか?夏の北海道(=函館・札幌)での好走が多い馬なので、夏シーズンはまだ見限れないかも。
スターオブコジーン産駒はグレイソヴリン系で、夏のローカルコースと秋の高速決着に強い。短距離に強い快速コジーン系の特徴と中距離で強いトニービン系の特徴(=トニービン系もグレイソヴリン系)が共存し、早い時期から走り高齢まで息長く活躍する。一線級に混じると苦しいが、GⅢやオープン特別には強いセカンド・クラスの穴血統。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。今回の好走と得意の洋芝コースなら、この特性のスイッチが入る可能性はあり、今後数戦は興味深い。
No.〔11〕の牝系は、3歳春から秋にかけて成長し、古馬でもう一段階成長する。東京や京都などののびのび加速できるコースに強い牝系。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
エプソムCのポイントは、
①流れは『中弛み』or『一貫』が多い。中盤が弛むかどうかだが、好走はどちらの流れでも先行・差しに多い。特に4コーナー5番手以内の馬に注目。
②欧州スタミナ型血統に注目。特にトニービン系は要注目。
③スタミナ型サンデーサイレンス系も相性は悪くない。
④No.〔4〕〔8〕〔16〕などスタミナを活かして好走する牝系が合う。
⑤ステップとしては、新潟大賞典組orマイラーズC組。なるべく上がり上位馬を狙うべし。
⑥東京芝1800m実績は重視。
06/15 23:37 回顧アクセス:3401 |