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2014年 タイム 54”3 (良) 1FAve=10.86
ラップ
①11.6-②10.1-③10.5-④10.5-⑤11.6
1FAveとの誤差
①+0.7 ②-0.8 ③-0.4 ④-0.4 ⑤+0.7
1着セイコーライコウ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔5-j〕
2着フクノドリーム・・・ヨハネスブルグ×エルハーブ=ストームバード×ダンチヒ 〔1-n〕
3着アースソニック・・・クロフネ×サクラユタカオー=ヴァイスリージェント×プリンスリーギフト 〔2-f〕
1着セイコーライコウは、前走函館SS4着(=函館芝1200m:0.2秒差)からの好走。新潟芝コースは(3-1-0-1)、芝1000m戦は(1-0-0-0)でした。前走は重賞でも僅差に好走していたし、前々走は韋駄天S1着(=新潟芝1000m)で新潟芝1000mで好走していた馬でした。今回内枠に入ったため、苦戦するかもと考えましたが、結果1着好走。上位5着までのうち、本馬以外全て外枠の馬が上位に好走したことを考えると、本馬の好走は評価したく、7歳にして本格化の様相。アイビスサマーDは、やはり外枠有利な傾向だが、それでも近走新潟芝1000m好走歴があった馬には内枠でも要注意と考えるべきと反省する。芝1200mの持ち時計は、1’07”6で好走できる下地があった馬だったと思うし、また新潟芝コースの好走が多いタイプもこのレースでは要注目と反省する。アイビスサマーD好走馬はスプリンターズSでは好走も多く、サマースプリントシリーズでも要注目にて、今後の好走には期待する。
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。“ダートから芝に転じて急上昇”や“詰めの甘かったマイラーが地力先行勝負で本格化”という成長パターンを示す。充実期は連勝が多く、積極的に狙える。重不良の成績も抜群で、“雨のダートのクロフネ”には要注意。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔5〕の牝系は、緩いペースよりも厳しいペースで真価を発揮するタイプが多く、人気よりも人気薄で好走することの多い穴タイプの馬が多い。直線の長い芝コースでの好走が多い。分枝記号jは、牝馬上位の系統でトップクラスまで勝ち進むのはほとんど牝馬。牡馬は人気でアテにしづらい。
2着フクノドリームは、前走バーデンBC5着(=福島芝1200m:0.4秒差)からの好走。新潟芝コースは初で、芝1000m戦も初でした。芝1200mの持ち時計は、1’09”2と速くはないのだが、D1000mで(1-1-0-0)と好走歴があり、芝・ダート兼用型として考えるなら適性はあると考え好走に期待し、結果2着。逃げの脚質でもあり、外枠の牝馬、斤量51kgと好走出来そうな条件が揃っていた馬だが、近年は3歳馬の好走が少ないことからやや割引は必要と考えましたが、好走条件が揃ったことで好走。また近走惨敗が多かったが、芝1400mや芝1600mで距離が長かったのがやはり原因のようで、前走芝1200m戦で前進もみられたし、今回の距離短縮でさらなる上昇したようなので、今後も短距離戦での好走に期待したいと思います。
ヨハネスブルグ産駒はストームバード系で、短距離~マイルを得意とし、溜めて差す競馬よりもハイペースを先行させる強気な競馬が合う。仕上がりは早く、若いうちは芝の上級条件でも勝ち負けするが、年を経るとともにダートに傾倒する。ただ年齢に関係なく芝→ダート変りには注意。母父エルハーブはダンチヒ系で、アジュケーティングをズブくして怠け者にしたようなダート血統。D1000~1200mとD1700~1800m型に分かれるが、牡馬ははっきりとダート中距離に勝ち鞍が集中していて、短距離で四苦八苦していた馬が中距離に出てきたら狙い目。芝の良は2着や3着になりやすく、道悪になると成績があがるので、芝が不向きというよりは斬れ味がないだけと思われる。時計がかかれば芝でもやれる。ダンチヒ系なので、夏の成績が抜群に良く、ローカルコースにも向く。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。
3着アースソニックは、前走函館SS6着(=函館芝1200m:0.3秒差)からの好走。新潟芝コースは(0-0-1-0)、芝1000m戦は(0-0-0-1)でした。前々走韋駄天S3着(=新潟芝1000m:0.2秒差)でコース好走実績はあるし、芝1200mでは1’07”4の持ち時計があり、近走も同じような持ち時計で好走していて、今回も好走は十分可能と考えて好走に期待して評価し、結果3着好走。外枠だが、差しの脚質ということと、斤量56kgとやや重めの斤量な分を割り引いて評価しましたが、それでもやはり外枠の利は大きかったと考える。
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。“ダートから芝に転じて急上昇”や“詰めの甘かったマイラーが地力先行勝負で本格化”という成長パターンを示す。充実期は連勝が多く、積極的に狙える。重不良の成績も抜群で、“雨のダートのクロフネ”には要注意。母父サクラユタカオーはプリンスリーギフト系で、時計の速い芝に強いマイラー血統。鋭く斬れる瞬発力、好位から抜け出す安定感があり、芝なら人気での信頼性は高い。ただし荒れ馬場では持ち味を活かせず、パンパンの良馬場でこその血統。2歳から3歳前半に活躍し、一度伸び悩んで、古馬になって再上昇する。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
アイビスサマーDのポイントは、
①外枠が圧倒的に有利。ただしスペシャリストのレースなので、芝1000mのコース実績馬にも注目。また新潟芝コースの好走実績にも注目。
②京都や阪神コースで好走の多い、芝1200mで持ちタイム1’07秒台の好走歴のある馬。その持ち時計を計上したときより、近走が充実している馬はより好走が期待できる。
③斤量の軽い馬。斤量は軽い方がダッシュ力がつきやすい。斤量57kg以上は割引が必要。
④サクラバクシンオー産駒やマッチェム系など快速スピード血統中心。サクラバクシンオー産駒、フォーティナイナー系は特注。サンデーサイレンス系はやや苦手で割引が必要。
⑤No.〔2〕〔4〕の牝系の好走馬が多い。分枝記号c・hは特注。
⑥リピーターの好走にも注意は必要だが、基本的には「老馬の法則」が活きやすく、昨年好走馬は前年よりも着順を下げやすい。
⑦牝馬の好走も多い。
⑧近走先行している馬。
08/09 21:52 回顧アクセス:3182 |