【LV3=平均レベル】
・絶好調のキンカメと岩田の為せるワザか、展開まで呼び込んだ。長距離戦にもかかわらず、1000m通過が58.9。ハナを切った浜中のペース判断はおかしいと言わざるを得ない。この騎手が芝で勝てないのはこの辺り。番手でそれを突っついたシュタルケも同罪。岩田のあの位置取りは計算なのか、野生の勘なのかは分からないが、結果的には見事としか言いようにない。展開ドンピシャで突き抜けた。

◆1着はアドマイヤスピカ。
　テンから行く気無く後方へと下げていく。後方2番手を追走。3Cでは最後方。4Cでは依然として後方。手応えはあった。直線は外に出さずに馬群に突っ込む。ロングリバイバルの内へ。そこでの伸びが素晴らしい。直線は一気に吹っ飛んできた。残り100mで前に行った馬たちが脚が無くなるところでは、逆にこの馬だけ伸びていた。4Cから直線の動きは正にワープ。この舞台で散々上がりの勝負に泣いた馬が今日は、超ハイペースに恵まれた。上がり34～35秒の競馬になったことが幸い。この上がりなら対応出来る馬。道中無理してない分だけ、余力十分突き抜けた。今日は展開ドンピシャ。ヤネと父の絶好調ぶりが、展開まで手繰り寄せた。

◆2着はヤマニンボワラクテ。
　6番手のインを追走。4Cは内を回して進出。ロス無く4番手で直線に入ってくる。インも開いた。内からジリジリと伸びて、エーシンハクリューの追撃を抑えた。内目で脚が溜まったことが幸い。今日はメイクアップの内か外か迷う程度で、それ以外はスムースに前が開いたので騎手の腕は関係なかった。力を付けているが、この馬もキンカメ産駒。今日の馬場は向いたクチ。

◆3着はエーシンハクリュー。
　5番手の外を追走。4Cでは4番手の外に出してジワジワと前との差を詰める。直線は先に抜けだしたメイクアップを追いかける形。脚勢はこちらの方がいい。メイクアップは交わしたのだが、後ろから来たアドマイヤスピカには抵抗できず。3着まで。今日は展開もあったので、一概に父のせいとは言い切れないが…。

◆ロングリバイバル
　今日は控えて7番手。4Cでは前の位置から上がっていくエーシンハクリューを追いかけて、4Cでは追っ付けて行く。手応えは怪しい。怪しい手応えの割に、最後まで伸びたが、エーシンハクリューとの1馬身差は最後まで詰まらず。中団まで控えた真意は分からない。

◆メイクアップ
　好発。気合を付けて前へ。3番手を追走。折り合いは良かった。3-4Cで加速していくフェデラルホールを捕まえに行く。直線入口では2番手。内目をやや空けて馬場の3分処を進出。直線は先頭に立つもエーシンハクリューの方が脚勢がよく、あっさり交わされる。今日はハイペースを追いかけるという追っかけバテの形。1000m通過が58.9になるとは予想も付かなかっただろうが、4Cで追いかけていったのは、騎手の判断ミス。あまり優秀な体内時計を持っていないと判断せざるを得ない。

02/01 22:20　回顧アクセス：1925