ダノンカモンの敗因…
それは、鞍上三浦の先行競馬における下手さが出てしまったから！
したがって、馬の能力で敗れた訳ではないので次走狙い馬としてお奨めできるはず。

逆に、ナムラタイタンは次走危険馬となる…
今回の優勝はダノンカモン騎乗の三浦のミスが大きかったおかげだからだ。しかも、次走以降マイル戦線に挑戦することになるからには、今回以上のメンバーとの対戦となること必至。
したがって、次走の買い目は薄いと判断せざるを得ないだろう。

※正直、三浦には怒り心頭！
元々大嫌いな騎手というのもあるが、それでも今回のダノンカモンに関してだけは「アタマ濃厚の軸馬」として期待して馬券勝負をした。
相手も熊沢と安藤勝の２騎の１点に絞っての３連単12－16－2の１点勝負にドカンと賭けたのだ。
ところが結果はご覧の通りであった…

私が一番”カチン”としたのは翌日の三浦のコメントである。
「抜け出してから”いつも”ほどソラを使わず、押し切れると思ったが、最後は勝ち馬にマークされた分ですね」の言葉。

過去に３度騎乗していることから同馬が抜け出すとソラを使うことは頭にあったはず。ならば、「何故今まで以上に慎重に乗らなかったのか」と疑問に思ったからだ。

おそらく三浦は、「このままでも押し切れる」と判断して乗ったのだろうが、そこには「自分がミスしなければ負けない馬のはず」という自信があることを表現しており、今回の敗戦があきらかな彼の追い出しミス、または無策の敗戦を意味するものだからだ。
確かに微妙なミスであるのは認める。だが、枠順面で不利を抱えていたナムラタイタンにゴール前で差されたという結果はあきらかに油断に近いものがあるのは否めない。

三浦の特性は、「若い割には追いが上手い」というのは誰もが感じていることだろう。
したがって、焦らず控えて仕掛けることが万全の策であったはず。あと１馬身控えていれば負けてなかったはずだからだ。
だが、今回の彼は今まで通りの先行レースで溜め抜け出しを図ってしまった。これは騎手の未熟さであるのは間違いなく、奇しくも”追えるけれども仕掛けのタイミングは未熟 ”という三浦の弱点を突かれて負けたことに全く気付いてないことに腹が立ったのだ。

彼自身は、減量恩恵が取れたことを勝星低下の理由にしている。だが、一番の理由は、彼が未熟のままで騎乗し続けていること自体に問題があるだろう。
つまり、自己の未熟を認識し、如何に馬に適った乗り方が出来るかを常に精進する気持ちが不足しているということだ。

残念ながら、もしも今のままでは彼の騎手としての未来は、良くてユーイチの半分以下しか勝てない騎手。もしくは、単にタレントを奥さんに持った超早熟型騎手として終わってしまうだろう。

老婆心ながら、せっかくの素材を一時の甘やかしでダメにしてしまうのは良くないと思わざるを得ない。

いくら援助ありと言えども、デビューで100勝など本当に下手な騎手では出来ない芸当であるはず。
まだ若いのだから、是非とも下積み騎手たちが経験している「力不足の馬を好走させるための騎乗前の脳トレ」をして欲しいと思っている。
でなければ初めが良すぎた分、見切られるのも早くなり、引いては家庭でも見切られることになるだろうから…それではあまりに可哀相な話なので……

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