新しい顔ぶれで楽しみ！という感覚をスプリント路線では久しく味わっていない気がする。キンシャサノキセキがいるときは毎度毎度「キンシャサでいいや」ってなってた気がする。最近は「サンカルロそろそろじゃね？」と思っていた気がするけど「カレンチャン強いね」で終了している気がする。

▲カレンチャン
去年は北海道のスプリントシリーズ連勝の勢いのままという感じで一気に駆け抜けましたけど今年はスプリント春秋連覇と同レース連覇を狙う立場としてセントウルＳからの王道始動。
春は香港帰りのオーシャンＳで始動して中２週で高松宮記念できっちり。当時の中京の芝はかなり時計がかかる馬場で見応えのあるレース。今回の中山開催も開幕週こそ超高速馬場だったものの先週の雨と今週末の雨予報で高速にはならない予感で風が吹いてきたか。
セントウルＳはプラス２２キロ。数字を見ると「え？」というぐらい増えていたけど馬体はそんなに太すぎることもなかった。いかにも叩きという感じがしていかにもここでという感じなのは却って不安だけどまぁ消せないでしょう。名前のかわいさとは逆に勝負強い。


△リトルブリッジ
とりあえず外国馬は全部押さえてもいいかな？とおもいつつもラッキーナインとどっちを上に取るかと考えたらこっちを。
ラッキーナインは去年も走っていてパドトロワから不利を受けて５着。春にはマイルに挑戦して安田記念でも来日。日本への遠征慣れも見込めるわけですけど、マイルに挑戦というのはちょっと引っかかるんですよね。ちょっとズブくなってきているのかもしれないなぁと邪推。
リトルブリッジは香港スプリントで１番人気に押されるもラッキーナインに敗れているけどカレンチャンには先着。イギリス帰りという変なローテですが、初の遠征競馬でいきなりイギリスＧ１を勝ってしまうのだからポテンシャルは相当高いのだろう。


○サンカルロ
しつこく狙いますよ。
低レベルが言われるスプリント界ですけど個人的には別にそう思っていないんですよね。こういう１４００向きの馬が健闘してしまうからスプリント専用機が情けなく思われるのか、香港遠征で歯が立たないから不満なのか・・・近年は割とポンポンと２冠馬３冠馬が出てきてしまうし、ウオッカとダイワスカーレットのような華やかな馬が出たし、ディープインパクトのような世界制覇を期待させる馬が出たし・・・どうも競馬ファンが贅沢になってきているんじゃないかなと。キンシャサノキセキなんて普通に強かったけどな。
キンシャサノキセキのも肉薄、それを継承した形のカレンチャンとも接近戦を繰り広げるこの馬は前走得意の阪神で見せ場すら作れずで大きく人気を落とすだろう。セントウル組ではマジンプロスパーがＣＷで１本、ロードカナロアが坂路で１本、カレンチャンに至っては時計を出していない（最終追い切り前）現状でこの馬は坂路４本と意欲的。基本的に坂路でビシビシ鍛える厩舎でかなり色気は持っているはず。
基本的にはどんな競馬ができるようになっているけど、とにかく内目の枠を引いて捌きたい。


◎パドトロワ
サマースプリントチャンピオンに余力があるのかどうかが問題だけど、去年は北海道で３戦消化しての２着だから消化レース数自体は変わらない。前走にしてもまだ太め残りだから良くなる余地はあるはず。
問題は前走出ての内を見せてしまったことだろうか。どう考えても逃げて最後までじわじわバテずに粘り通すのが合っているので。パワー型の馬体で急坂は却って楽しみだし、展開的にマジンプロスパーがセントウルＳで逃げヘグって乗り替わりならばハナには行けるだろうと踏んで本命に。
最後にアンカツさんへ。「馬はそう簡単に止まらないんだからアンタも止まらずに最後まで追うんだぞ！」


他


△ドリームバレンチノ
内枠条件。前走はジョッキー云々ではなく単純に外枠すぎた。決まり手が逃げと２列目最内の馬だったのでね。
ラピスラズリＳで前が詰まって負けて乗り替わりなんてことも乗り越えて完全に手の内に入れている松山騎手にはこの馬で大きいところを勝ってほしいという気持ちが沸く。


△ダッシャーゴーゴー
個人的にはもう終わった馬と思っていたんですがそう簡単に落ちないんですよね。これもスプリント界＝低レベルの要因になっているのだろうか。
大きいレースで軒並み勝負弱さを見せているけどパワー型で急坂はいいはずなので旧中京の高松宮記念よりはこっち。今年の高松宮記念のように時計がかかるタフな馬場でならまだまだやれているから一雨降ってパワー馬場になればまだまだ老けこめない。


エピセアローム
さすがに前走は上手く行きすぎた感。北九州記念後に陣営が「あくまで１２００ｍの馬ではないよ」とだいぶトンチンカンな事を言っていたからここで勝たれても困るんだけど。


スプリングサンダー
個人的には昔から高く評価している馬ですけどスプリントＧ１ではどうか。かといって牝馬限定マイルＧ１でもどうか。現状は中途半端な馬。スワンＳと阪神Ｃに全力投球でいいと思う。


×ロードカナロア
カレンチャンという勝負強い馬がいる厩舎でもあるしダッシャーゴーゴーという勝負弱い馬がいる厩舎。どちらかに振り分けると完全に後者ですよね。
平坦向きだとも思いますし抑え込ませて走ることを覚えてからどうも個人的には小さくまとまってしまっているようにしか見えてこない。そんな馬が激しいペースに巻き込まれて強さを発揮するとも思えない。


◎パドトロワ
○サンカルロ
▲カレンチャン
△リトルブリッジ
△ドリームバレンチノ
△ダッシャーゴーゴー


馬単ＢＯＸ　◎○▲
３連複　◎－○▲－○▲△△△
09/25 19:24

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