JCダートは設立以来、東京→中山→東京→阪神とまぁ珍しくころころと場所が変わるGⅠですが、傾向的には全く変わりなく来てます。

ただ、最近個人的に思うことは、過去10年というデータ傾向からだと、どうしても最近の変化についていけないのかなぁと思うところがあるので、ここは阪神施行の過去4年分の馬券対象馬からのデータになります。

まず、阪神ダートというかJCDは、1番人気が強く、ここ4年でも(3.0.1.0)と馬券は外してません。
しかし、相手はというと、
08年は4、7番人気、09年は5、12番人気、10年は8、11番人気、11年は5、2番人気という感じで紐荒れ傾向になってます。
まぁ、ダート路線のメンバーは拮抗しているのと、地方競馬で実績を積み上げてきたのが人気になって、久しぶりの中央でこけるというのが一因でもあると思う。

とりあえずは、1番人気を軸に、人気薄へというのがJCDの馬券パターンとなりそう。

次に前走傾向。
馬券対象馬12頭中11頭が前走ダート戦で4着以内で、前走5着以下は消しでいい。
例外だった1頭というのはカネヒキリだが、もともとダートの頂点を極めてたうえ、前走2年ぶりの実戦でも0.6秒差という僅差であった。
つまり、前走大敗してても相当な実績馬であり、なおかつ1秒以内くらいの僅差の負けというのでないと、このレースでは厳しいといえそう。
今年のメンバーを見れば、近走好走してるのが多いし、前走5着以下は消し。

次に実績。
さすがにダートの超一流馬がそろうので、最低限ダート重賞勝ちというのは必須。
また、ただ単にダート重賞勝ちといっても、12頭中11頭がダート1800m以上の重賞勝ちがあった。
また、GⅠ実績も必要で、10年の初GⅠ挑戦だったが1番人気だったトランセンドを除いた11頭に中央・地方交流GⅠで5着以内の実績があった。

つまり、ダート重賞勝ちがないのや、GⅠ経験しながら掲示板がない馬は消しとなる。


あと、補足データとなるが、馬券になったのは基本的には6歳以下で、高齢馬は不振ということ。また、牝馬も馬券になったことがないので、人気を背負いそうなエスポワールシチー、シビルウォー、ミラクルレジェンドは消しとなる。

では、JCDの印。
まず本命◎は、ローマンレジェンド。
おそらくこれが1番人気だろうし、ダートでは全く底を見せてない強さもあるので、ここで世代交代を見せつけそう。

良馬場でも、今の時期の阪神ダートは時計が非常に速いので、良馬場でも1分49秒台を出せるこの馬のスピードは、初GⅠでも十分勝負になる。

あと、レジェンド姉弟のダート1800mでの実績は尋常じゃないです。
姉が11戦9勝2着1回、弟が8戦7勝2着1回ってすごすぎ。


対抗○は、ソリタリーキング。
まず、紐荒れ傾向を考えれば、人気がないのからとなるが、ただ、人気薄というわけでもなく、とにかく実績はあるのに、前走の負けだけで人気を落としたのとか、前走勝っているのに人気がないのとか、というのになる。

ソリタリーキングは前者で、3走前、前々走と重賞連勝してきているのに、前走の負けだけで人気が急落しそう。
特に3走前の東海Sでは、今回人気を背負いそうなワンダーアキュートやニホンピロアワーズ、ミラクルレジェンドらを相手に勝っている。

前走4着、重賞勝ち実績、GⅠ掲示板と傾向には合致しているし、血統的にもダート王者のヴァーミリアンの弟だし、大一番での底力は間違いなく持ち合わせている。


三番手▲は、ダノンカモン。
ダート1800mでの実績はないが、昨年のJCDで5着の実績があるし、展開一つではこなせそう。というかタイプ的に10年3着に来たアドマイヤスバルに似てる。

ダートは非常に堅実というか、22戦して全て掲示板で、なおかつ負けても0.5秒差以内のという成績で、堅実を越えたレベルにいる。

GⅠでも馬券になったことがあるし、本当に展開一つで馬券の対象になる馬なので、このような混戦ではマークが必要な1頭と思える。
11/29 21:57

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