今年から新設されたレースで、ガーネットＳを参考に予想している媒体もあるようだが、ハンデ戦と別定戦では、まるっきり傾向が異なってくるので参考にはならないように思う。

それだけに斤量が軽くなる馬が多数存在するようなこともないので、馬券的にはある程度絞り易くなったとも言える。

重賞ということで過去の傾向から予想を踏まえられない限りは予想しないというスタンスなので、当初は考えるつもりも無かったが、チラッと見てみると、⑪ダイワエンパイアが1番人気。

確かにＧⅠ馬バンブーエールと差の無い競馬をしたという実績があるものの、このメンバーでは⑪に先着出来そうな可能性を持つ馬が数頭存在している。

⑪ダイワエンパイアが中山ダート1200mになることによって、今までに見せたパフォーマンス以上のものを突然発揮するという理由も見当たらないので、勝負してみることにする。

ただパフォーマンスを跳ね上げるような理由も見当たらないかわりに、下げてしまうような理由も見当たらないので、着順は3着～6着くらいに収まると推測する。

その⑪に先着する第一候補としては⑤ナンヨーヒルトップ。前走内容は武蔵野Ｓに出走していれば上位を争っていたと思えるほどのもの。秋になり馬体重も成長してそれにともないパフォーマンスも大きく向上させている。

春の実績から右回りの芝スタートというコースはかなり適している条件に思える。前走から更に上積みを示した場合は、ちぎって勝ってしまうのではないだろうか。但し、初の1200m戦でもあるので適性が無ければどこにも居ないかもしれない。

次に⑩カルナバリート。短縮ステップが非常に得意な馬が、前走は延長で斤量増。しかも重賞レースながら4着に食い込んだことを考えると相当充実しているのでは。今回は斤量据え置きで得意の短縮。中山ダート1200mへの適応力。

続いて⑥フジノウェーブ。この馬も短縮ステップは非常に得意。特に1200mへの短縮が良い。このメンバーでも実績上のパフォーマンスは上記2頭を上回る。ただ得意の短縮ながら斤量が増える流れというのは不安材料にも思える。

以上3頭を勝ち馬候補として、2着候補には①リミットレスビットを挙げておく。2年前には59キロを背負ってガーネットＳ2着。今年はフェブラリーＳで5着。今回57キロでここまで人気が無いというのも不思議。ただ年齢的なものもあるので上記3頭を退けて1着まで突き抜けるようにも思えない。

そして中山ダート1200m別定重賞ということで嬉々として出走してきている⑦スリーアベニュー。中山ダート1200mを能力通りにしっかり走り抜ける馬。それだけに勝ち切るだけのパフォーマンスを示す可能性も低いように思える。

馬連⑤⑥⑩のボックスと、その3頭に2着付けで①⑦から馬単で勝負する。
12/14 10:48

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