|
2014年 タイム 1’32”5 (良) 1FAve=11.56 3FAve=34.69
ラップ
①12.4-②11.0-③11.3-④11.9-⑤11.5-⑥11.3-⑦11.4-⑧11.7
1FAveとの誤差
①+0.8 ②-0.6 ③-0.3 ④+0.3 ⑤-0.1 ⑥-0.3 ⑦-0.2 ⑧+0.1
テン34.7-中盤23.4(3F換算35.10)-上がり34.4 『一貫』
『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△
1着エキストラエンド・・・ディープインパクト×Garde Royale=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔4-p〕 13-12
2着オースミナイン・・・ディープインパクト×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔16-g〕 13-12
3着ガルボ・・・マンハッタンカフェ×ジェネラス=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔4-r〕 7-7
流れは、テン-中盤-上がりのラップ差の少なさから『一貫』の流れ。展開的には、差しが最も恵まれ、次いで先行、逃げ・追込には厳しい流れと考える。
1着エキストラエンドは、前走毎日王冠9着(=東京芝1800m:0.7秒差)からの激走。京都芝コースは(1-0-1-2)、芝1600m戦は初でした。前走は約4ヶ月の休み明けで、上がり33秒0を繰り出すもキレ負けした内容で、今回その時の出走馬よりは格が落ちる点から、同じように末脚をくりだせるならば好走可能と考えて期待して評価し、結果1着好走。これまで中距離戦を戦っていたが、マイル戦に変わることが半兄ローエングリンからもプラスになるのではと考えて期待したが、この点はうまく活きたと考える。この一族はどうやら緩いペースよりも締まった流れに強く、中距離よりもマイルの速い流れでその持ち味を引き出せたと考える。マイル戦ではまだ鮮度が高く、今後の好走にも期待したい。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Garde Royaleはネヴァーベンド系で、スタミナと持久力に優れたミルリーフ系。スローペースより消耗戦に強く、前走が不振でも展開が厳しくなると突っ込んでくる。強気な競馬をしてこそ持ち味が活きる。成長力があり、高齢になって甦る馬もいる。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号pは、時計のかかる馬場に強く、急坂も苦にせず安定性はある。ただしここ一番の大舞台に弱いところがあり、伏兵の立場だと好走しやすく狙いたい。断然人気では過信禁物。またスローの上がり勝負には強いが、時計の速い決着は苦手な傾向。
2着オースミナインは、前走1600万条件戦Gホイップトロフィー1着(=阪神芝1600m)からの好走。京都芝コースは(2-2-1-1)、芝1600m戦は(3-3-1-0)でした。これまで全10戦(4-3-2-1)で掲示板外がない堅実な馬で、毎回上がりも上位で好走している点はプラス要因。オープン好走実績はなく重賞初挑戦になるが、好走は可能と考え期待して評価し、結果2着好走。条件戦好走からのステップ馬がなかなか1着は取れない傾向で、今年も本馬が該当してしまったが、2着好走と重賞でも好走出来る能力も証明したし、この堅実さは今後も侮れないと考え、今後の活躍にも期待したい。4歳馬でまだまだ成長も見込めることからも、今後の活躍に期待する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父ノーザンテーストはノーザンテースト系で、丈夫な体とミラクルな成長能力を有している。2歳や3歳時にも好走する仕上がりの早さはあるが、古馬にて本格化しさらにもう一段階進化する。距離の融通性もある。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する成長力があり、また叩き良化型のステイヤー特性がある。そのため距離延長で本領発揮のタイプが多い牝系。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。
3着ガルボは、前走阪神C2着(=阪神芝1400m:0.0秒差)からの好走。京都芝コースは(1-1-0-3)、芝1600m戦は(3-3-1-12)でした。前走阪神Cでは10番人気ながら2着に好走し、今回その好走によりハンデ58㎏と重い斤量を背負ったが、それでも3着好走。1・2着馬に比べて、より前にて展開し好走したことは評価したい。久しぶりにマイルで好走したが、現状は芝1400mの方が向く馬と思われ、また7歳馬にて重賞連続好走後にさらに上昇するか?ということでも、次走人気になるようなら割り引いて考えたい。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。母父ジェネラスはニジンスキー系で、時計のかかる芝中長距離に向く欧州血統。中央で苦戦した馬のローカル替わり、瞬発力勝負に泣いていた馬が時計のかかる馬場になり台頭など、条件が合えば相手強化でも好走する。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。
京都金杯のポイントは、
①上がりの瞬発力勝負になりやすく、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。母父サンデーサイレンスも注目。サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合馬の好走が多い。
②基本内枠の馬の好走が多く、軸にするなら内枠の前走好走馬(=特に1~4枠の馬に注目)。外枠は割引だが、京都芝コース巧者や芝1600m巧者なら好走も可能。ただし連下候補にすべし。
③これまで重賞好走実績がある馬ならなお良い。
④前走オープン戦好走馬は重賞好走実績がなくとも、好走できると考えてよい。
⑤どちらかというと中距離寄りの適性が問われやすい。
01/09 23:52 回顧アクセス:2419 |