まあここはフェスティヴタローの単騎を想定したいところなのだが、意外と厄介なのがタツミリュウで、６走前の富里特別では外枠からポンとゲートを出てハナを取っているし、何より結構厳しい流れを得意としている点にある。これがフェスティヴタローにどう響くかだが、坂スタートの上手さはフェスティヴもだし、何より枠的に圧倒的に有利。フェスティヴハナで良いが、問題はタツミリュウがどの程度絡むか。普通なら中山1800はさほどペースは上がらないコースだが、その辺りがポイントだろう。それでもややスローで流れて向こう正面下りからの後半のロンスパ戦になる可能性が最も高いだろう。



◎ジェントルマンはトップスピードの持続力に秀でている典型的ロベルト系の馬。タフな馬場も問題ないのは２走前の関ヶ原Ｓで12.0-11.9-11.8-11.2-12.6と言う流れで中団追走、直線外に出すとＬ１でジリジリ伸びてきてマイネオーチャードを差しての３着。これは結構高いパフォーマンスで、ハイレベル戦のロンスパ戦で結果を出せたのは非常に大きい。序盤スローからのロンスパ戦が好走条件であり、崩れているのは寿Ｓで平均ペースの基礎スピード不足、前走の古都Ｓで超ドスローからの12.2-11.3-10.9-11.3と質の高いトップスピードが要求されたと敗因がハッキリしている。今回休み明けと言っても３か月ほどだし、適性的にも良いはずなのにタツミリュウよりも人気が薄いというのは流石に解せない。中山1800の器用さでごまかしているフェスティヴタロークラスが１番人気のこのメンツなら１番人気でも全然驚かないんだが。ともあれ準OPの重鎮が現時点で９番人気なんだから適性的にもリスクは小さいし狙うしかない。タツミリュウが全力で引っ張っちゃうと怪しい面もあるけど。


〇タツミリュウは前走がタフな馬場での平均ペースで12.3 - 12.3 - 11.9 - 11.6 - 12.3というラップ推移。新潟1800としては珍しい競馬になったが離れた好位からきっちりと突き抜けた。高い基礎スピードとポテンシャルが武器。トップスピード勝負にも対応できる口ではあるが、基本的には脚を出し切りたいタイプ。今回は逃げ馬にフェスティヴタローとハッキリとした目標がいて、これを見ながらロンスパの競馬でもハナを取り切って平均ペースでの逃げでも構わないという点では自由度は高い。６走前の富里特別は厳しい平均ペースを刻んでの３着で、相手関係を考えても結構評価できる内容。ここなら力上位だし、序盤の自由度、タフな馬場適性も含めて普通に勝負になる。休み明けを割り引いても対抗にはしたい。


続きは↓
01/19 14:11

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