★傾向分析★
2004年　タイム 1'47"4 (良) 1FAve=11.93 3FAve=35.80
テン36.1-中盤37.1-上がり34.2　『加速・中弛み』
1着マイネルデュプレ・・・ペンタイア×トニービン=ノーザンダンサー×グレイソヴリン　７－８
2着アポインテッドデイ・・・Red Ransom×Danzig=ロベルト×ダンチヒ　３－３
3着ナムラシーザー・・・チーフベアハート×Caerleon=ダンチヒ×ニジンスキー　９－５

2005年　タイム 1'47"8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.93
テン35.7-中盤36.7-上がり35.4　『加速・中弛み』
1着ストーミーカフェ・・・アドマイヤベガ×Rainbow Quest=サンデーサイレンス×レッドゴッド　１－１
2着ダイワアプセット・・・エルコンドルパサー×Gone West=ミスプロ×ミスプロ　５－４
3着マルカジーク・・・サンデーサイレンス×Pentelicus=サンデーサイレンス×ミスプロ　７－７

2006年　タイム 1'48"4 (良) 1FAve=12.04 3FAve=36.13
テン36.0-中盤37.6-上がり34.8　『加速・中弛み』
1着アドマイヤムーン・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス　７－７
2着フサイチリシャール・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス　２－２
3着マッチレスバロー・・・フレンチデピュティ×ジェイドロバリー=ヴァイスリージェント×ミスプロ　８－９

2007年　タイム 1'47"7 (良) 1FAve=11.97 3FAve=35.90
テン35.9-中盤37.1-上がり34.7　『加速・中弛み』
1着フサイチホウオー・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス　６－５
2着ダイレクトキャッチ・・・スペシャルウィーク×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード　６－８
3着フライングアップル・・・Rahy×Fire Maker=レッドゴッド×ノーザンダンサー　３－２

2008年　タイム 1'47"6 (良) 1FAve=11.96 3FAve=35.87
テン33.9-中盤37.6-上がり36.1　『前傾・中弛み』
1着ショウナンアルバ・・・ウォーエンブレム×Great Commotion=ミスプロ×ヌレイエフ　３－４
2着タケミカヅチ・・・ゴールドアリュール×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー　９－９
3着マイネルスターリー・・・スターオブコジーン×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス　１３－１２

流れは『加速』と『中弛み』の複合ラップが多く、逃げが圧倒的に有利な展開。
『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○
だが近年の好走馬の位置取りでは、逃げでの好走は少なく(=05年ストーミーカフェのみ)、ほとんどが先行・差しからの好走。不利な流れの中好走馬が多いということから、血統に秘密があると考える。

血統の傾向は、大系統ナスルーラ系向きと感じます。その中でもグレイソヴリン系(特にトニービン系)が強い重賞と感じます(=01年1着ジャングルポケット、02年2着サンヴァレー、07年1着フサイチホウオー、08年3着マイネルスターリーなどが好走、母父トニービンも04年1着マイネルデュプレも好走)。
またグレイソブリン系が好走するときに好走の多いレッドゴッド系も好走が向くように感じます(=大系統ナスルーラ系で一緒なので似ているのかもしれません)。レッドゴッド系は持続型の流れに強く、芝・ダート兼用のタイプが多く、その特性が好走に関係ありそうと考えます。なぜかというと、同様の適性を持っているヴァイスリージェント系やストームバード系も好走しているので。

サンデーサイレンス系は、サンデーサイレンス自体は好走馬は多かったが直仔はもういないので、持続型血統×母父サンデーサイレンス配合が06年・07年と2年連続好走していることから(=06年1着アドマイヤムーン・2着フサイチリシャール、07年1着フサイチリシャール)、適性が向いていると考えます。
またサンデーサイレンス系で好走した馬は、05年1着ストーミーカフェはアドマイヤベガ産駒で父母父がトニービン、07年2着ダイレクトキャッチはスタミナ型サンデーサイレンス系のスペシャルウィーク産駒で母父は芝・ダート兼用型のストームバード系、08年2着タケミカヅチはゴールドアリュール産駒でサンデーサイレンス系でもダート向きの兼用型、前述の傾向に沿った馬が多いことがこのレースの特性が伺えると思います。

ステップの傾向は、ラジオNIKKEI杯2歳S好走馬(=01年1着ジャングルポケット、06年1着アドマイヤムーン、07年1着フサイチホウオーなど)、朝日杯FSで先行して押しきったような馬(=04年2着アポインテッドデイ、05年1着ストーミーカフェ、06年2着フサイチリシャール、07年3着フライングアップルなど)が良く好走しています。
またひいらぎ賞も勝ち馬が良く好走しています(=00年3着マルターズホーク、04年1着マイネルデュプレ、06年3着マッチレスバローなど)。

★予想★
◎ショウナンアルディ・・・ネオユニヴァース×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン
前走中京2歳Ｓ2着(=中京芝2000m：0.0秒差)。ネオユニヴァース産駒は、母父レイズアネイティヴの影響か仕上がりが早く器用に加速する産駒が多い。サンデーサイレンス系の好走馬が中長距離型のスペシャルウィークやアドマイヤベガでダービー馬の産駒と考えるなら、2冠馬のネオユニヴァースにも向くのでは？と考える。母父トニービンでこのレースとも相性が良いと考え、適性は向くはず。また前走中京2歳Ｓは前半Ｓペースからのロングスパート勝負で、最後方から息の長い末脚で2着好走の内容からも直線の長い東京コースに適していると考える。好走に期待する。

○トーセンジョーダン・・・ジャングルポケット×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト
前走ホープフルＳ1着(=中山芝2000m)。ジャングルポケット産駒は、東京や阪神コース向きで長い直線をぐいぐい伸びてくる末脚を有する大物タイプと小回りコースの直線の短いコースを得意とするローカル向きのタイプとがいる。本馬は福島芝2000mや中山芝2000mで強い実績を残しているので後者のタイプかもしれないが、先行しての強い内容から朝日杯ＦＳで先行して押し切る馬と同じような適性は有していると考える。東京コースは初となるが好走できる能力は秘めていると考え、好走に期待する。

▲ブレイクランアウト・・・Smart Strike×French Deputy=ミスプロ×ヴァイスリージェント
前走朝日杯ＦＳ3着(=中山芝1600m：0.1秒差)。Smart Strike産駒で、中距離向きの芝・ダート兼用型のミスプロ系。母父ヴァイスリージェント系も芝・ダート兼用型で、東京コースに強いFrench Deputy産駒。休み明けは苦にしないので間隔が開くローテーションに向き、また東京コースでは東京スポーツ杯2歳Ｓ(=東京芝1800m)でも2着好走しているのでコース適性も向くと考える。中山→東京コース替わりはプラス要因と考える。
02/07 21:46

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