開幕週の阪神で行われる阪急杯。舞台となる芝(右内)1400mは、スタートしてから3コーナーまでにスプリント戦並みの先行争いがあり、コーナーからは下り坂になるため、淀みのないペースになりやすい。そしてゴール前には急坂が待っており、差し馬の台頭が非常に目立つコース。しかし、今週は開幕週という事もあり、馬場を考えたら先行勢も互角以上に戦える。好位からひと脚使える馬を狙うのがセオリーだ。週末の雨の影響も気になるところ。

⑩ガルボに期待した。常に安定して走る馬ではないが、近走の成績を見る限りでは、やはり冬場が合うタイプなんだろう。58キロのトップハンデを背負った前走の京都金杯(GⅢ)でも、中団から渋とく脚を伸ばして好走した。最後は斤量差が応えてキレ負けする形になったが、3キロの差があったエキストラエンドに0秒3差は評価できる。前々走の阪神C(GⅡ)では、2番手できっちり折り合っているように、56キロなら行き脚も違ってくる。未勝利ながら同舞台は<0303>と相性が良く、ポリトラックで行った最終追い切りも、豪快に伸びて一番時計。好調キープは間違いない。

⑪エピセアロームは昨秋の復帰後①⑦⑥②着とムラっぽく見えてしまうが、3走前は熱発の影響があり、2走前は想定外のスローペースを考えれば悪い内容ではない。前走はレディオブオペラの完敗だったが、相手が高松宮記念の有力馬なら目を瞑って良いだろう。元値はセントウルS(GⅡ)でロードカナロアを差し切った実力馬で、抜けた馬がいない群雄割拠の短距離戦線なら、主役になる力を持っている。調教はいつも動くが、この中間も意欲的に乗り込んで、先週は坂路で余裕を残しながら51秒台をマーク。条件が合う今回こそ完全復活へ。

⑦レッドオーヴァルが三番手。<2101>の良績を残している芝1400mは同馬のベスト距離で、紅梅S(OP)ではメイショウマンボを問題にしなかったほど。年長古馬と初めて対戦した2走前のスワンS(GⅡ)でも、錚々たる面々を相手に小差の4着と、この距離では凡走をしていない。少し間隔は開いているが、小柄な牝馬だけに、休み明けの今回が狙い目に思える。

地力上位の⑬ダノンシャークが押さえ。代替開催の東京新聞杯をパスした影響は分からないが、昨年は重賞2勝にGⅠ3着が2回。適距離ではないだろうが、コース相性も良く、56キロなら格好はつけるはず。

以下
☆⑥サンカルロ
△⑫サンレイレーザー

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03/01 17:29

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