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　馬場は思ったよりかからないなという程度で、高速馬場ではない。展開だが、恐らく今回はパドトロワが速いのでこれがハナだろう。コパノリチャードはこの相手だとパドトロワが譲ってくれない限りにはなかなか難しい。コパノは最初からかなりゴリゴリに押して行かないとハナは難しいと思うので、いずれにせよ序盤はペースは上がる。これに外からガルボが番手を意識する競馬になり、内の先行争いはごった返しそう。ペースはそこそこ流れて一貫ペースの競馬を想定する。


◎サンカルロは一貫ペースにさえなれば阪神内1400なら現役最強クラス。近走は恵まれていない面も多く、特に昨年の阪神Ｃではペース自体が前半３Ｆ35.0とそこまで早くなかったし、11.6 - 11.3 - 11.5 - 12.0の流れで前の２頭がコーナーでペースアップして出し抜く競馬。この流れで内枠から団子状態、スペースがなく進路を確保できない状況。３～４角でも完全に前が壁で中団で直線。序盤もなかなか進路が開かなかったがＬ１で開いてからは流石の伸び。一昨年の阪神Ｃは前半３Ｆ34.3から11.2 - 11.2 - 11.5 - 11.6 - 12.4と消耗戦気味の基礎スピード戦。比較的縦長で前を向けた外枠というのも良かったが、直線で後方からしぶとく伸びてＬ１バテ差。他馬がばてるところでばてないのがこの馬の持ち味。ペースが上がり切ればガルボよりは確実に１枚上のパフォーマンスなので、一貫ペースになりそうな今回は楽しみ。出来れば外枠が欲しかったが、ペースが上がって前を向ければこのメンツなら最上位。


〇レッドオーヴァルはここ２走京都で強さを見せてきたが、内容的にはちょっと意外で、この馬の本質は紅梅Ｓでメイショウマンボを並ぶまもなく差し切ったポテンシャルにあると思っている。道悪でハイペースを後方から11.7 - 12.0 - 12.5 - 11.6 - 12.4のラップ推移で直線爆発させる競馬。マンボが伸びあぐねている間にさっと外から交わして最後まで差を広げる競馬は並の馬ではできない。桜花賞ではハイペースで直線序盤は勝ち切るだけの脚を見せたがＬ１の最後の最後で甘くなった。ベストは1400だと思うし、傾向的には阪神1400が合いそうな口。ディープの仔は阪神1400苦手の馬が多いのでその点がどうかだが。ここ２走はスロー気味からトップスピードの質を問われる競馬になっているので、この馬の良さが出にくかった。サンカルロ同様一貫ペースで消耗戦のバテ差を期待したい。



続きは↓
03/02 14:56

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