◎に推したテントゥワンが４着で、危険視したサンライズベガが３着。予想は表面上の着順こそハッキリ完敗なのだが、テントゥワンは１、２着馬と同じ上がりで終いは内を突いて上位まで迫ってきていたし、サンライズは３着とはいえ、最後の脚は上位２頭のそれには全く及ばず。二本柳騎手が特に下手に乗ったとも思わないが、当初より混戦が予想されたハンデ戦。結果は結果で受け止めるとしても、狙いの照準が特別間違っていたとも思えないのが正直な感想。ひと言で言えば、「残念でした」。

　馬券には絡まなかったが、１分46秒台の攻防、しかも差し馬有利の展開になったことを考えれば、逃げたナリタトルネードはかなり健闘した部類といえる。勝ち鞍は全て芝1800だが、スピードと決め手の印象からは、本来1400～1700くらいの距離のほうがより適性は高そうなイメージがある。とはいえ、今回も最後パッタリ止まった訳でもなく、逃げ方にもっと緩急がつけられるようになれば、芝2000まではこなせてもいい。次走も再度マイペースが叶えば、距離やコース、相手次第で1000万でも十分通用するはず。

　サンライズベガは休み明けにも関わらず押し出されて１番人気に。それで３着を死守したのだから、普通ならここは次走「買い」と判断するケースなのかもしれない。とはいえ、休み明けとはいえ、仕上がり自体に明らかな不安要素を感じなかったうえ、直線中団からドンピシャのタイミングで抜け出しながら、最後外の２頭にアッサリ交わされる辺り、人気や評価には決して見合わない不満が残る内容。おそらくこの後上積みがあっても、切れずバテずの本質までは変わるまい。次走も人気は必至だろうが、連対まではどうか。

02/18 02:53　回顧アクセス：1849