超高速状態での京都1200と言うトリッキーコースなので、まず極端な内外の不利が出てくることを認識しておく必要がある。今回はメモリアルイヤーが飛ばす展開が想定されるので、序盤スローと言うほどにはならないかもしれないが、コーナー最速の展開になると外を回すとまず苦しくなる。最内に隊列を組めそうな内枠の馬をまず狙うのが定石。その上で、トップスピードの質の高さを持ち、なおかつ持続力に秀でた馬を狙いたい。



◎ヘニーハウンドは条件最高。まず超高速淀と言うのはこの馬に限らずヘニーヒューズ産駒…と言うかヘネシー系はかなり強い。実際２年前のこのレースを制しているが、この時も超高速馬場で1:07.1と好時計。内容は前半３Ｆ33.8と時計平均でみるとスローを後方待機、内内を立ち回って10.8 - 10.9 - 10.9 - 11.5のラップ推移、減速のＬ１でグンと内から突き抜ける競馬。ここから見てもわかるようにトップスピードの持続力が非凡。この馬は好走条件が非常に限られていて、超高速馬場で序盤のペースがそんなに上がらず団子状態、そこからのＴＳ持続戦。これが嵌るのは秋の高速阪神1200か京都1200ぐらいしかない。今回はメモリアルイヤーがある程度飛ばしてくれて前前だけが残るというような展開にはならないだろう。前半３Ｆ34秒前後にはなる。しかし今の馬場なら６秒台が出てもおかしくないので、必然的に10秒台のラップを刻んでも脚を落とさない持続力を持っているこの馬の出番があると見込める。前走はダートで論外、春雷Ｓは中山1200にしてはそこそこ時計が出やすい馬場だったので無理せず終いの脚を引き出せたが、それでも所詮は中山1200で基礎スピードがないとお話にならない。似たような形態だが京都ほど軽い馬場にはならない中京ＣＢＣ賞でも終いは伸びてきていた。今の超高速馬場なら常に洋注意すべき1頭で、今回は条件も良い、枠も良い、相手も祖ｋまで強敵はいないので本命にする。


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この馬はどうも噛み合わないなあと思ってはいるのだが、それでも京洛Ｓの内容は高く評価でき、平均ペースを好位の外々で追走しながら、11.1 - 11.1 - 10.9 - 11.4とコーナー最速でもしっかりついていってＬ１突き抜けているようにＴＳ持続力はかなりのものを持っているはず。超高速馬場で走破時計1:07.0、この流れでロスなく。普通に評価すればかなり高いパフォーマンスなのだが、その後がかなりイマイチ。ただ京阪杯はかなり特殊なペースになってスローからの出し抜き戦で内々立ち回った馬ばかりが上位と言う競馬だし、中山２～３走前はタフな馬場。前走は軽い馬場でハイペースを追走しながらと言う競馬。本質的には平均～ややスロー向きの馬だと思うので、今回内枠を得て、上手く好位内内を立ち回ることができればと言う所。



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