土曜を見てみたけどほぼ想定通り、時計がダービー時と比べても2段階ほど掛かりだしてきた。東京1800の性質的に考えてもエプソムＣの傾向から考えても、ほぼ平均的な流れになる可能性が高くなったと言える。


　このレースは展開を読み切るのが難しい。外のフェスティヴタローは番手でも行けるができればハナを取りたい。それでもこの枠だとハナを取り切るには出して行くしかないので、ある程度主張してくる。その内から枠を利して タムロスカイもハナをと思うが、前走見てもわかるが基本逃げではパフォーマンスを落とすので番手で進めたい。中目のパドトロワは行こうと思えば行ける逃げ馬だが、基本は番手で距離不安がある中でハナを主張できるのか。近走不満のタマモベストプレイが内田で積極策、マイネルラクリマもある程度のペースを作らせ２列目までには付けたいなど、逃げ馬が誰になるか、２列目勢の攻防がどうなるかが注目。ほとんどの馬が前に馬を置きたいことを考えると、フェスティヴタローが外から行かせてもらっての２列目の攻防かなとみる。平均ペース想定で、Ｌ１も落ち込む基礎スピード戦、トップスピードはそれほど問われないかなと。



◎マイネルラクリマは前走が引っかかるのは引っかかるんだけど、まあ元々マイルでは余程流れないと難しいと思っていたから、ラップ的に判断難しいけど要所で置かれたのは仕方ないかなと。中山記念はかなり強い競馬で開幕週内有利の馬場でスロー気味から11.6 - 11.8 - 12.3 - 12.1 - 12.5とロンスパ戦、２列目外から要所でロスの多い競馬をしながらもＬ１までしぶとく食らいつく競馬。ジャスタウェイを別にすれば２着争いで最もロスが多かったのはこの馬。１周コースだと安定はするんだが結局要所で外を回さざるを得ないのと、コーナー最速になりやすいのでここで不利を受けやすい。Ｕ字だと今度はトップスピード負けのリスクが出てくるが、今の馬場だし東京1800なら極端なスローにも仕掛けが遅れるケースも少ない。2列目から平均ペースを追走してそこから抜け出ししぶとく粘るというポテンシャル面の適性が問われやすいレースで、ここ数走の内容を見てもここでは1枚力が上だと思っている。遠征明けだけど、追い切りも悪くはなかったし、このメンツで57㎏、流れに乗って抜け出す競馬なら一番信頼できる。


〇マジェスティハーツはＴＳ持続力が非凡なのが持ち味で、トップスピードの質もそこそこは持っているが基本的には脚を出し切りたいタイプ。前走の新潟大賞典では中団にポジション取って直線早めに抜け出したが同じくＴＳ持続力に秀でたユールシンギングにＬ１交わされた。12.2 - 11.8 - 11.5 - 10.8 - 11.8とＬ４で11秒台に入っていて早めの仕掛けの流れでもあったので、序盤のポジション含めて総合的に見れば高く評価できる。今回は東京1800ｍ戦で序盤のスピードがある程度要求される舞台でこれがどうかなんだが、この馬の場合は1600の厳しいペースに対応できているし、クラスは違うにせよ、タフな馬場で平均ペースまでなら脚を引き出せる。基礎スピード面で見ても他のバテ差しタイプに比べればいいものを持っている。少し外かなあと思ったのと、基礎スピードタイプの強敵が多いので勝ち切れるかどうかという点では懐疑的な面もあるし、対抗まで。


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