★傾向分析★
2004年　タイム 1'07"9 (良) 1FAve=11.32 3FAve=33.95
テン32.9-上がり35.0　『前傾』
1着サニングデール・・・ウォーニング×Darshaan=マッチェム×ネヴァーベンド　１１－１１
2着デュランダル・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト　１７－１７
3着キーンランドスワン・・・Distant View×Roberto=ミスプロ×ロベルト　１１－１１

2005年　タイム 1'08"4 (良) 1FAve=11.40 3FAve=34.20
テン33.3-上がり35.1　『前傾』
1着アドマイヤマックス・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト　７－７
2着キーンランドスワン・・・Distant View×Roberto=ミスプロ×ロベルト　９－９
3着プレシャスカフェ・・・ハートレイク×サンデーサイレンス=ヌレイエフ×サンデーサイレンス　７－７

2006年　タイム 1'08"0 (良) 1FAve=11.33 3FAve=34.00
テン33.7-上がり34.3　『前傾』
1着オレハマッテルゼ・・・サンデーサイレンス×ジャッジアンジェルーチ=サンデーサイレンス×ボールドルーラー　５－５
2着ラインクラフト・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス　５－５
3着シーイズトウショウ・・・サクラバクシンオー×トウショウフリート=プリンスリーギフト×ヘロド　３－４

2007年　タイム 1'08"9 (良) 1FAve=11.48 3FAve=34.45
テン33.8-上がり35.1　『前傾』
1着スズカフェニックス・・・サンデーサイレンス×Fairy King=サンデーサイレンス×ノーザンテースト　５－５
2着ペールギュント・・・サンデーサイレンス×Lyphard=サンデーサイレンス×リファール　１１－１１
3着プリサイスマシーン・・・マヤノトップガン×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス　５－５

2008年　タイム 1'07"1 (良) 1FAve=11.18 3FAve=33.55
テン33.4-上がり33.7　『一貫』
1着ファイングレイン・・・フジキセキ×Polish Precedent=サンデーサイレンス×ダンチヒ　７－７
2着キンシャサノキセキ・・・Fuji Kiseki×Presant Colony=サンデーサイレンス×リボー　４－４
3着スズカフェニックス・・・サンデーサイレンス×Fairy King=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー　１６－１４

流れは、テン-上がりのラップ差から『前傾』になりやすい。
『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎
開催後半の馬場状況ということもあり、逃げにはきつく差しが決まる感じに思います。テンがきつければきついほど、差し・追込有利という感じです。

血統の傾向でここ4年で目立つのは、母父も含めてサンデーサイレンスが顕著に強いこと。サンデーサイレンス×大系統ノーザンダンサー系(特にノーザンテースト系)の好走馬が多く、先行してキレるタイプに向くように思います。

またここ数年の傾向として、純粋なスプリンターよりは中距離から短距離にシフトした馬の好走が目立つこと(=04年2着デュランダル、05年1着アドマイヤマックス、06年1着オレハマッテルゼ・2着ラインクラフト、07年1着スズカフェニックス・2着ペールギュントなど)。サンデーサイレンス産駒に特に多い傾向のようです。

休み明けよりも叩いた馬の方が好走も多く、前走阪急杯を後ろから差しての好走馬がステップとして良い傾向です。

★予想★
◎ファリダット・・・Kingmambo×Sunday Silence=ミスプロ×サンデーサイレンス
前走阪急杯7着(=阪神芝1400m：1.0秒差)。前走は開幕週の馬場状態の良いコースでは後方から鋭く差しても物理的に届くのは無理なことから、ノーカウントで良いと考える。Kingmambo産駒で、キングマンボ系はレコード決着などの高速時計にも強く成長力に富む。母は03年高松宮記念1着馬のBelieveで、母父サンデーサイレンス。このレースはサンデーサイレンス系のキレが活きやすく、例年鋭く後方から差しきる馬が好走している。速い流れの中極上のキレを繰り出す能力はすでに実証済みで、あとは嵌るかどうかだけと考える。今回は陣営も腹をくくって勝負するようなので、展開が嵌って突き抜けることを期待して評価する。

○キンサシャノキセキ・・・Fuji Kiseki×Pleasant Colony=サンデーサイレンス×リボー
前走オーシャンＳ10着(=中山芝1200m：0.3秒差)。前走は良績の中山コースではあったが、苦手のやや重の馬場でキレ味がそがれての内容で、着順は10着だが着差は僅差で反撃は可能と考える。Fuji Kiseki産駒で、短距離～マイルにかけて抜群の適性を誇り、素軽いスピードと器用な小脚が武器のサンデーサイレンス系。08年高松宮記念2着馬なのでコース実績もあり、08年は高松宮記念2着→08年スプリンターズＳ2着とスプリント路線では一番の安定した実績を誇り、また南半球産のため6歳表記だが実質5歳半でまだ衰えは少ないと考える。

▲ソルジャーズソング・・・サンデーサイレンス×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー
前走オーシャンＳ(=中山芝1200m:0.1秒差)。前々走シルクロードＳ2着(=京都芝1200m：0.2秒差)。ともに鋭く差しての内容。1200mは(3-2-1-2)で好走率が高く、好走の多いサンデーサイレンス産駒で速い上がりも使えるので適性は合うと考える。ＧⅠ初挑戦であるので、サンデーサイレンスの鮮度に期待して評価する。

△アーバンストリート・・・スウェプトオーバーボード×Theatrical=ミスプロ×ヌレイエフ
前走シルクロードＳ1着(=京都芝1200m)。08年秋から1200m路線で成績の安定したスウェプトオーバーボード産駒で、エンドスゥイープと同系のフォーティナイナー系。特性は似ていて『前傾』の流れに強く、直線の長いコースよりも小回りコースで一瞬の脚を使うのが向いている。母父Theatricalは、平坦コースで末脚に磨きがかかるタイプで、本格化すると格を関係なく好走する特性がある。中京コースは(3-0-2-2)で好走率も高く、好走に期待する。

ファイングレインは、08年高松宮記念1着馬のフジキセキ産駒。前走阪急杯11着(=阪神芝1400m：1.8秒差)で、休み明けよりも叩き良化型。08年秋と同じように、好走するまでにはまだ数戦必要と思われる。斤量減と叩いた効果はあると思うが今回は走っても2・3着までと考え(=連覇した馬がいなく、勝ち馬は皆翌年着順を落としている)嫌うことにする。

スリープレスナイトは、前走スプリンターズＳ1着(=中山芝1200m)。長期の休み明けでの臨戦過程。ヴァイスリージェント系のクロフネ産駒なので、休み明けはそれほど苦にしないと思われるがそれでも半年ぶりで100％の力は発揮は難しいと考えて嫌うことにする。非サンデーサイレンス系配合で、先行押し切りの脚質も今回はマイナス要因と考える。

ビービーガルダンは、前走阪急杯1着(=阪神芝1200m)。チーフベアハート産駒で、凡走後の距離変更での巻き返しが得意技。非サンデーサイレンス系配合で、スリープレスナイトと同じような適性をもつため今回は適性は向かないと考えて嫌うことにする。
03/29 05:01

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