今日の札幌芝を見る限り、内有利の前残り馬場となっています。何度もの雨にたたられて開催が進んできてもなお内有利の馬場を作るJRAの努力には脱帽ですが、さすがに高速馬場のままというわけにはいってない模様。1分47秒後半から1分48秒前半ぐらいの決着でしょうか、そんなに速い決着にはなりそうにありません。
ペースを作りそうなのはヤマニンメルベイユとスペシャルフロートの2頭で、そんなにハイペース志向の馬ではありませんが、スペシャルフロートのほうは前走の新潟マイルをテン33秒台を追走しており、その気になればハイペースを作り出せる馬。超スローは見込まれそうにありません。
むしろ、本気で勝ちに来る時のヤマニンメルベイユは3コーナーから徐々にピッチを上げて上がりの勝負を避ける傾向にある馬なので、そうしたロングスパートの競馬が得意な馬の取捨選択になります。

真っ先に×がつくのはザレマ。
この馬の来るパターンは決まっていて、ペースが緩んでラスト3Fからペースアップするレースで、中山牝馬Sのような内枠の馬しか来れないレースでうまく先行しても、ラスト止まってしまいます。騎手が名手なればこそ、速めに前を捕まえようと動き自滅して、勝ちきれないレースが続いているので、小回りにヤマニンメルベイユのいる今回は消しでいいでしょう。

◎ムードインディゴ
マーメイドＳ、ヴィクトリアマイルは通ってはいけない内を通っての負けなのでノーカウント。昨年は誰もヤマニンメルベイユを追いかけなかったため2着以下は上がりのレースとなってしまったのですが、今年は中舘のレインダンスや岩田に乗り替わったアドマイヤスペースが早めに追いかけてくれそうで展開は向きます。
直線平坦になるのもいいでしょう。

○スペシャルフロート
新潟日報賞はハイペース製造機サウスティーダを追いかけて、先行馬の中では最先着の6着。勝ち馬とも1秒も負けていません。
基本的に33秒や34秒の速い上がりの要求されるレースでは来れない馬で、近走の負けはほぼ切れ負けか先行馬壊滅の流れでの負け。しかも、もっとも負けて1.4秒差と着順ほど負けておらず。全て度外視できます。
多様な適性の仔を出すスペシャルウィーク産駒の中では、昨年のマーメイドＳ勝ち馬トーホウシャインと同じ、一貫したペースの得意な馬。今の札幌にはピッタリの馬です。
パッとしないこのメンバーなら、一発がありそうです。
08/15 22:19

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≪JRA馬主・佐々木主浩本人≫
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