土曜の段階で馬場がちょっと軽くなってきているなという傾向で、要所での一足だったり、途中で速いラップを問われることも多くなっている。傾向的には要所の機動力重視の方が良さそうかな。


　展開面だがツヅクがひとまず枠を利してハナを主張、江田照がどういうペースを作るかだが前走スローで良さが出なかった以上恐らくある程度ペースを作ってくる可能性が高い。これをアエロリットが見ながら番手でというところでひとまず隊列はすぐに出来上がりそう。外の馬もアルミューテン辺りではちょっとハナを取り切るまでは難しいかなと思うし、ポンポンも嘉藤だから逃げというよりは２列目外でというような選択かなと。ある程度流れるとは思うが馬場も回復傾向、恐らく48秒ぐらいならややスローになってくると思うし、一応48-47をイメージしつつ、多少前後。流れる可能性も考えて基礎スピード面もある程度重視したいが、４角出口で仕掛けるイメージでＬ２で動けるかどうかを重視していきたいかな。


◎アエロリット

　今回のメンツ見たらそりゃここから行くしかないわってぐらい、楽なメンツ。まあ勝ち切れるか、きっちり勝ち切ってほしいけど焦点はその辺りで見ている。まず不安がない。新馬戦が東京1400で36.6-33.7と超スローからの12.5 - 11.3 - 11.2 - 11.2と３Ｆ勝負。ギアチェンジを直線入りで問われていてここで馬なりに近い感じでスッと先頭に立って加速しきる。Ｌ２の最速地点でのキレはさほどでもなかったがＬ１まで維持してきているようにＴＳ持続が非凡。すぐに動けるギアチェンジがあってかつ長く脚を使えるタイプだろう。前走のサフラン賞は負けたけどかなり厳しい展開。46.7-48.2と1.5のハイでラップ推移的には11.3 - 11.5 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 12.5と速いラップを踏まされながら息が入って後続が取り付いてという競馬。それでもそこからしっかりと加速ラップを踏んで抜け出して強い競馬をしていて、Ｌ１は落ち込んだもののこれだけ難しい競馬を強いられて踏ん張れたのは立派。差し馬の方が有利な展開ではあったし、同じように前で競馬していたアピールバイオと比較すれば優秀さが際立つ。ここに入れば地力で最上位、唯一厄介なコーラルプリンセスだが柴山が無意味に下げ過ぎていたアルテミスＳ。ここ２走抜群のレースセンスを見せているこの馬を軸に据えたい。人気から行くし頭数は絞りたい。


〇コーラルプリンセス

　相手筆頭はこれ。アルテミスＳでは必要以上に下げ過ぎてあの位置からでは苦しかったがそれでもトップスピードの質、持続力ともにここに出てくる面子の中では最上位だったことは疑う余地もない。前走の赤松賞は48.4-47.6とややスロー程度には流れていて、その中で12.4 - 12.4 - 11.8 - 11.6 - 11.8と後半トップスピードが問われなかった。前半ある程度の中で中団で追走しながら直線序盤から半ばにかけてスッと伸びてきて2列目に。Ｌ１で先頭に立ったところにシンボリバーグには詰められたがそれでも何とか退けた。結構時計も掛かっていた中で正攻法の競馬でしっかりと捻じ伏せているし、アピールバイオをにも先着できた。新馬戦でも新潟1400らしい34.5-36.2とハイからの11.8 - 12.4 - 11.4 - 12.4とＬ２再加速ギアチェンジ戦でスッと反応できていると。本来クロフネ産駒らしく器用な馬で総合力を持っているはず。下手に下げ過ぎなければというところかな。この面子なら好勝負してほしいんだけどね。
01/08 13:36

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