直線芝1000Ｍ、日本では新潟競馬場にしか存在しない、ある意味で特殊なコース条件。それはコーナーがあるような普段の競走で能力を出し切れていない馬にとって好走できるチャンスがあることも意味している。また、小細工なしの競馬になることが多く、他のコースや展開でメリットを受けていた有力馬がアッサリと凡走してしまうケースも考えられる。それだけに穴馬券党の多くは「千直」が好きなのではないかと思うのだが、さて。

　狙ってみたいのは、オートセレブ。昨年は500万から1600万下を休養挟んで３連勝。その後、スワンＳで大敗し長期休養、復帰２戦も冴えない成績を残している。表面上の数字では厳しいものがあるが、スワンＳでは鼻出血、前々走は休養明けで前走は道悪不得手と敗因は全て明らか。そういう意味ではオープン級のメンバーと対戦した時のこの馬の「本当の」パフォーマンスはまだ見限れず未知数といえる。絶対的なスプリンターが不在の今回がその先物買いのチャンス。
　
　コース実績からはナカヤマパラダイスを評価。ＣＢＣ賞は休み明けに加えて直線でスムーズさを欠いた内容。また、ローテを考えると叩いて今回が勝負とみるのも自然の理。案外持ち時計が平凡なので、極端に時計を要求された場合がどうかだが、そこまでの勝負に持ち込める馬も他に見当たらず、ここは安定感を信頼。

　意外にも３歳馬が揃って人気を集めているが、持ち時計や過去の対戦相手から判断すると、強力に推奨できる馬は不在。消しとまではいかなくとも、例えばアポロドルチェが勝ったバーデンバーデンＣは時計のかかる道悪。スピード優先の勝負では現３歳馬は軽量以外プッシュできる要素はないというのが個人的な印象だ。
07/20 03:24

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≪JRA馬主・佐々木主浩本人≫
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KUROSHIMA 予想歴13年 回収率97％	自身が勝手に師と仰いだ某予想家の影響で、◎は原則として穴馬に置くのがモットー。 予想の軸は、展開と馬場状態、各馬の馬場適性およびコース適性と対戦比較、機動力の有無に重点を置く。もしくは人気馬の弱点を狙い撃ち予想を組み立てる。最後の仕上げは直感と当日の駆引き。　総拍手獲得数：2459 過去のベスト予想 　北九州記念2011 ◎トウカイミステリー○エーシンヴァーゴウ 27拍手 1,400円