【2010年フィリーズレビュー】ラブミーチャンいらないぢゃん。

今年もダートから、芝のクラシック戦線へ殴りこみ。

その名も「ラブミーチャン」!

2007年はフリオーソが共同通信杯、スプリングSに。

2008年はイイデケンシンが共同通信杯に、そしてサクセスブロッケンが日本ダービーに。

2009年はスーニがアーリントンCに。

と、ダートの新星がクラシックに参戦することは珍しいケースではない。

結果はどれも散々たるものだったが、果たしてラブミーチャンはどうなのだろうか?

芝経験はないので、もう血統を見て判断するしかない。

血統を見ると、まず父はサウスヴィグラス。

なんとなく産駒はダートで活路を見出してるイメージがあるし、良積も短距離が多いイメージがある。

サウスヴィグラス自身も獲得した重賞はダート短距離のみ。

あまり芝転向へは強気になれない種牡馬と思える。

では母血統はどうでしょう?

血統は本来母系が大事。こっちで芝路線カバーしてるんだったら、何の問題もない。

母・ダッシングハニーの戦績は・・・

2戦1勝。

しかもどちらもダート1000Mのみの出走。

これは、いよいよ雲行きが怪しくなってきた。

待て待て両親の戦績だけを見て何が血統だ、と。

幾多の名馬の系譜を経て、生まれてきたのがサラブレッドじゃないのか、と。

ということで、もう少し掘り下げて

母の乳。いや、母の父。

母の父は、アサティス。欧州系の馬でキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドSで3着の実績があります。

やっと買えそうなあれが出てきたな。

が、しかしこの馬1989年には日本へ来てジャパンCへ出走歴があります。結果は12着と惨敗。

そして、この馬の仔もまたダート路線なんだよね。主な活躍馬は。

ウィングアローしかり、ボンネビルレコードしかり。

じゃあ、母の母はどうなんだい?もうここが最後の砦。

えー母の母・ラストヒット。

地方出身でオープンまで行きましたが、芝で2戦2敗。しかも2戦ともにシンガリ負け。

ガッチガチのダート馬。

つまり、ラブミーチャンガッチガチのダート馬。

これは斬れます。

ここ数年、全日本2歳優駿の勝ち馬は、すべて芝転向は失敗してるし、

例年通り過剰人気するかどうかも微妙ですが、

まぁ、正直よっぽどの道悪にでもならない限り買う要素は無い。サウスヴィグラスの仔は阪神では強いし、フィリーズRは内回り1400Mなので、コース適正、距離自体は得意分野なのかもしれないが、

上位人気では正直妙味は無い。少なくとも俺は買わない。単勝で100倍付くなら別だが。

もし来たら店頭で「ラブミーチャン来ました」と言ってください。

お得なクーポンがもらえるかもしれません。

 


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