先日若い女性(といっても30代だが)と話していたら「私たちの世代って好景気を知らないんです。就職難の時代でしたし」という。
なるほどなぁ、バブルの時代を知らないんだ。それだもの馬券の売り上げも減るわけだと妙に納得した。
小生のバブル体験は株。ナントカリゾートという会社の株を20万円で100株買ったところ、あれよあれよと上がり始め、毎日10万円づつ儲かった計算。証券会社のセールスも「これ以上は危険です。売りましょう」と電話をしてくるのだが、「いや、もう少し待ちましょう」と粘っていたら、2~3週間で100万円以上儲かってしまった。
そのうちバブルが崩壊して株もあれよあれよと下がり始め、もう上がらないだろうと諦めて売ったのが日経平均3万円のころ。今は1万円をきる水準だから随分高いところで手仕舞していたわけで、結局そのうちもう一度上がるだろうと考えた人が一番損をした。
さて、どうすれば馬券の売り上げを増やせるか、考えていこう。
先日JRAが有馬記念の充実化策を発表したが、あんなものは何の効果もないだろうということはすぐに分かる。目の付けどころが全然違っていると思う。
少し前にスポーツ新聞の競馬記者が「G1が多すぎるのが馬券の売り上げが減る原因」というようなことを書いていた。それも一人ではなく複数そういう意見を書いていた人がいたように記憶しているが、何とも理解のし難い見解と思う。G1が続きついつい馬券を買ってしまうが外れてばかりでお金が続かない、G1を減らしてくれというグチのようなものではないか。
面白くないG1でもG2,G3に格下げしたらさらに馬券の売り上げは減る。これも目の付けどころが間違っている。
一つの考え方。普段買わないレースを買ってもらうように仕向ける。
第1レースから最終レースまで全レース買いますというファンはほとんどいないはず。
G1しか買わない、重賞競走しか買わないというファンもいるが、比較的多いのが特別競走しか買わないという人ではないだろうか。
そういう人のために最終レースを特別戦に変える。それも普通の特別レースでは面白くない。オープン特別のハンデ戦とし、オープン、1600万下、1000万下の各クラスの馬が出走できるようにする。力の差はハンデで調整。普段戦うことのない馬同士が同一レースに出走すれば新たな興味も沸くだろう。レース名に往年の名馬の名を付けるのもいいだろう。
これだけで、最終レースの売り上げは2割ぐらい増えるのではないだろうか。
他のアイデアは後日。