ヴァーミリアン武豊に導かれ引退へ

 

ついにヴァーミリアンが引退してしまいました。


これまで34戦して15勝と5割に近い勝率を築き、地方では10勝を上げる活躍でした。

そのうちGⅠ9勝は文句のつけようがない勲章と言えます。

最強馬カネヒキリらとともに強い時代を歩んだと言っていいでしょう。


今後は社台SSでの繁殖生活ですが、名高きエルコンの血を絶やすことなく受け継ぐ責任があります。

ある意味地方競馬において将来を託したい希望の星にではないでしょうか。


引退を決定させたジャパンカップダート、武豊の受けた手ごたえのなさが決定打だったようです。

ホントはここで次の世代にバトンタッチが最高でした、それを受けるキングスエンブレムが9着と敗退。


それでもヴァーミリアンより上だったことは救いでしょう。

これから兄の記録に近づくと言っても、偉大過ぎる戦歴で取りあえず兄弟制覇を目標に頑張ったもらいたい。

キングスエンブレムが8歳になれば、新馬がデビューして来るわけで兄のように息の長い競争馬としてバトンを渡す日が来ると願いたい。


引退レースが長きにわたって乗って来た武豊で良かったですね。

23戦をともに歩んで来ましたから、そういう巡り合わせだったのでしょう。

ヴァーミリアン号、たいへんお疲れ様でした。


付け加えるならフリオーソにとってヴァーミリアンの存在は巨大だったはず。

過去GⅠ戦で2着に甘んじたのが4回もあり、まさに目の上のタンコブ。

そんな彼をここまで強くしたのもヴァーミリアンの存在なくして語れないと言えるでしょう。


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