笑顔でオケラ街道を ~競馬ナンデ編集部2012年年頭所感~

先日、ネット上でも著名な、
「馬券でメシを食っている人」にお会いする機会に恵まれた。
私も仕事柄、多くの競馬ファンの方にお会いしてきたが、
本当に馬券で勝ち続けている人というのはめったにいるものではない。
失礼ながら半信半疑で臨んだ。


そして様々なことに話が及び、確信できた。
この人は間違いない。本当に勝っているはずだと。
なぜなら、その馬券術というのが、
勝ち続けていると納得させるに十分なほど、ストイックなものだったからだ。


本当に買う価値のあるレースしか買わないのだという。
彼の理論と緻密な計算をしたうえで、勝負になるレースだけを買う。
ゆえに、
買うレースは大体1週間に1レースくらいに絞るのだという。
徹底している。


たしかにその通りで、
毎週たくさんのレースを予想する私だが、ここぞ!という勝負レースとそうでもないレースとがあり、
やはりなんとなく参加したレースの回収率は悪いのは当然。
無駄な負けを繰り返す分、全体の回収率を下げているのはわかっている。
彼くらいのストイックさがなければ、競馬というのは勝てないものだろうと、
私なりの競馬歴から気付いているところだ。
では、これが私にできるだろうかと自問してみた。



「私にはできそうにありません。
競馬を楽しみたいという気持ちが勝ってしまうからです。
好きな馬もいて、応援馬券を買ってしまうこともあるし。
有馬記念のような大レースであれば、予想に自信がなくても、参加してしまいます。
競馬場にいけば、せっかく来たのだからと、全てのレースに参加することもあります。」


「それでいいと思います。
競馬は娯楽ですから。
ストイックに勝つことを楽しむのも自由。
いろいろと買いたい馬券を買って楽しむのも自由。
ただ、
それであれば、負けても楽しい気持ちでいなければいけない。
競馬を、馬券を、楽しんだのだから、
そのためにお金を使ったのだから、
スッキリした気持ちで帰らなきゃ。
競馬ファンを見ていると、
負けると落ち込んだり、不平不満や理不尽な野次を言ったり、他人のせいにしたりする人を多く見かけるが、
それは矛盾している。」


彼の言うことは至極もっともだと思う。
そしてそれは、競馬という娯楽の、
ひいては全てのギャンブルの要諦であるとさえ私は思う。


競馬は娯楽に過ぎない。
娯楽以上でも以下でもない。
娯楽でなければならない。
楽しまなければ、矛盾であり、損である。
やればやるほどストレスを溜めるのであれば、
その時点で娯楽ではない。
競馬は楽しんだもの勝ちだ。
笑顔でオケラ街道を歩けなければいけない。

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私は、競馬ほど、壮大な夢のある大掛かりなドラマを見せてくれる楽しい娯楽はないと思う。
そんな競馬のドラマに毎週参加できることほどの幸せはない。
競馬ナンデでは、競馬の楽しさを広めるため、競馬の楽しさを訴えていくという理念を共有したい。

「楽しくなければ競馬じゃない。」

このことを胸に刻んで、
グリーンベルトは書き進めていきたいと思う。


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