馬券論 (1)

これはという穴馬を見つけたとき、どの印を打つかというのは、案外世代間で違いがあるように思います。

 

だいたい若い世代は躊躇なく◎を打ちますね。競馬ナンデの予想陣をみても、そういう感じがします。

 

それに対し、古い世代は▲を打つ人が多いのでは。文字通りの「単穴」というわけです。

私の場合は、8~9割は▲ですね。◎を打つのはかなりのレアケース。

 

どうしてそうなったのかと考えると、当時の馬券が影響していると思います。

私が競馬を始めた当時は、連勝(枠連)と単勝、複勝の3種類しか馬券はありませんでした。8割が連勝、単勝と複勝が残りの2割。

 

連勝の場合は、2着までに入ればいいわけで、安定度重視で◎を付ける予想家が多く、予想家としての個性は▲で表現する。そういうことなんでしょう。予想者として充実期にあった大川慶次郎さんなどもそうでしたね。大川の▲に気をつけろ、などと言われたものです。

 

連勝は◎から3~4点流し、単勝は▲を買う、こういう買い方です。

予想紙も本命馬には◎がずらっと並ぶ、そういう時代でした。

 

流れが変わってきたのは、スポーツ新聞が競馬に力を入れるようになってからでしょうか。

新聞としてはだれかが当たっていればいいということなのか、本命馬がバラバラになってきた。

最近は専門紙もそういう傾向になってきましたが、それでもスポーツ紙ほどにはバラけていないように思います。


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