永遠の嘘としての競馬予想

深夜、YouTubeで過去のレースを見ていたのだが、疲れを感じ気分転換に吉田拓郎の2006年つま恋コンサートの映像にチャンネルを合わせた(チャンネルを合わせるという表現はおかしいか?)。

 

このコンサートの白眉は、サプライズゲストの中島みゆき。「永遠の嘘をついてくれ」を歌うツーショットは、歴史的な出来事といってもいいように思う。

 

丁度、私の青春時代というのは、関西フォーク(岡林信康)の台頭から、吉田拓郎の時代を経て、中島みゆきが「時代」で登場するあたりまで。

 

この映像に対する500件を超えるコメントの中に、中島みゆきが登場した瞬間、思わず正座をしてしまった、というのがあったのだが、その反応は私にも理解できる。今60歳前後の者にとっては、彼らはそういう存在だったわけだ。

 

当時、ディランズ・チルドレン(ボブ・ディランの子供たち)という言葉があって、岡林、拓郎、みゆきがその代表格といえるのだが、岡林は内向してというか、早々にドロップアウト、拓郎はちゃらんぽらんだし、中島みゆきだけが一直線の道を歩んできたというところなのだが(サラブレッドでいえばウオッカみたいな存在か)、そのうちの二人が、同じステージに上がったというだけで、このうえなく嬉しさを感じるわけだ。

 

しかし、この「永遠の嘘をついてくれ」という曲は良い歌だね。評価は人それぞれだが、中島みゆきの最高傑作ではないかと思う。

 

当時、スランプに落ち込んでいた拓郎が、みゆきを呼び出し、「もう俺はファイト(中島みゆきの曲)のような歌は作れない」と弱音を吐いたんですね。

その時、中島みゆきが拓郎に送ったのがこの曲で、「一度は私たちを騙した君じゃないか、騙すのなら永遠に騙してほしい」という激励の歌です。

 

女の子に励まされると頑張るのが男の子というもので、そういう意味では拓郎はみゆきの掌の中で踊らされたと言えるのかもしれない。

 

「たとえくり返し何故と尋ねても 振り払え風のようにあざやかに 人はみな望む答えだけを聞けるまで尋ね続けてしまうものだから 君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでも種明かしをしないでくれ 永遠の嘘をついてくれ 出会わなければよかった人などないと笑ってくれ」

 

ここは競馬のサイトなので、多少なりとも競馬に関連させて終わらせなければならないと思うのだが(笑)、実は最近、競馬予想に情熱を失いかけていたんですよね。でも、この歌を聞いて、もう一度、永遠の嘘としての競馬予想に、頑張ってみようかと思い直しました。

 

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