1963年のホースニュース馬・ダービ予想

アマゾンで251円(本代1円、送料250円)で買った「競馬の人類学」(長島信弘著)に面白いものが載っていました。倒産したホースニュース馬の1963年(連複元年)のダービーの予想欄なんですけどね。

 

予想者が7名いて、うち6名が◎メイズイ、○グレートヨルカ、もう一人はその逆という典型的な二強対決。▲は3人しかつけていなく、全予想者が何らかの印を付けている馬は前出の2頭しかいないというなかなかのいさぎよい予想。

 

面白いというのは、この7名の予想者のうち、本紙予想を除く6名が現役の調教師だということ。上から、大久保末、橋本、阿部、中村、荒木、岩下各調教師。

驚くのは、このうち、橋本、阿部、中村の3調教師は管理馬をダービーに出走させています。身びいき予想はなく、皆さん客観的な予想をされています。

こういうことが認められていたというのは、それだけその時代がおおらかな時代だったということでしょうね。

 

かつて調教師が予想をしていた時代があったということは知っていましたし、伊藤雄元調教師は短期間に3回パーフェクトを達成したということも何かで読んだことがありますが、その証拠となる紙面を見たのは初めてでした。

 

やはり、記者より調教師の方が当てるでしょうね。引退した調教師が、予想会社の広告塔になるのは一ファンとしてさびしいものがありますが、こうした予想紙で予想をしてもらえるのなら歓迎です。どこかで、常任予想家として元調教師を使わないですかね。


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