有馬記念2015血統予想・過去10年データ傾向から出走予定馬・登録馬を斬る!

2015有馬記念予想用の血統データ!
有馬記念2015予想用の血統データ

byカタストロフィ(競馬をやって何が悪い


 有馬記念過去10年の血統データを分析していきます。


 まずはやはり当たり前だがサンデー系がシェアとしては圧倒している。実はこの有馬記念、みんなが思っている以上に近年はサンデー系が強い。まあ母数が違うんだがそれでもここまで極端な例は珍しい。過去10年の勝ち馬は全て父サンデー系である。従って必然的だが母父サンデーサイレンス系が目立たない。


 なのでサンデー系をしっかりと分析していく必要がある。まず圧倒的に強いのがステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合。ドリームジャーニー、オルフェーヴル兄弟にゴールドシップだけで4勝してしまっているという恐ろしい相性。不安定なゴールドシップでも1勝3着2回と全て馬券圏内に入っている。この血統にはまず注目だ。


 もう一つは、ノーザン色の薄いサンデー種牡馬が強い。ステイゴールドは薄くではあるがノーザンテーストが入っているが、ハーツクライやネオユニヴァース、アグネスタキオンといったところが結果を出している。もちろん母父ノーザンとの組み合わせで結果を出すケースも多いが、このレースでは近年はその傾向も減少してきている感じ。年末の馬場も実際変わってきているので、10年全体で見るよりもより直近の傾向を重視する方がいいかもと感じるかな。


 この有馬記念はトニービン系を含めてナスルーラ系が穴馬券を演出することが多かった。ただ直近ではオーシャンブルーぐらいだが10番人気2着。さかのぼればダイワスカーレットの年のアドマイヤモナークは14番人気2着、10年前はハーツクライ、リンカーンが絡んでいる。近年は傾向的には落ち着いているので鵜呑みにはできないが。


 父系はサンデー系圧倒の中で、唯一近年台頭してきているのがキングカメハメハを筆頭にキングマンボ系。エイシンフラッシュの好走もあったが、トゥザワールド、グローリー兄弟にルーラーシップも出遅れながらも3着。ルーラーは別だが、穴馬券を輩出してくる傾向が強いので覚えておきたい。特に意外にも近年の有馬記念は機動力の高い馬が多く出やすいキングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合が波乱を演出している。


 近年は特にノーザンダンサー系の不遇が目立つ。過去はまだアドマイヤモナークやポップロックといったステイヤー型のノーザン系が上位に顔を出してきていたが、父系としてはかなり厳しい。母父としても近年はなかなか食い込めていない。馬場が軽くなったことと、ペースの上がるタイミングが遅くなりがちな近代競馬ということ、サンデー系が圧倒していることからも、恐らく有馬の性質もかなり変わってきた感があるので、ノーザン系が全体的に目立たないというのはそういった背景もあるかも。もちろん直近でジェンティルドンナが勝ち切ってはいるんだが、今は合わなくなってきているのかなと。


 それとつながるかもしれないが、かつて有馬記念と言えばナリタブライアン、マヤノトップガン、シルクジャスティス、グラスワンダー、シンボリクリスエスとロベルト系が天下を取ってきたわけだが、過去10年で見ると実に成績が悪い。ノーザン系、ロベルト系の不振が有馬のレースの質が変わってきたことを間接的に示しているように感じるなと。



 
タグ: ,

予想を動画解説


競馬ナンデYOUTUBEメンバーシップ
編集長の渾身予想をLIVE生放送

走法王におれはなる!



佐々木主浩オーナーの馬券

カテゴリ