日本ダービーといえば1枠が圧倒的に強いというのがここのところの定説だ。10年ほど前から、日本ダービーの週からCコースに変わるように施行の仕方が変わり、それが影響しているともいわれている。
実にここ11年で6頭が優勝している。これだけみると異常な数字だが、本当に1番枠が有利なのか。この際全馬きちんと振り返って検証しておこう。
06年
スーパーホーネット18番人気15着
メイショウサムソン1番人気1着
07年
タスカータソルテ7番人気11着
ゴールドアグリ16番人気17着
08年
ディープスカイ1番人気1着
サクセスブロッケン3番人気18着
09年
ロジユニヴァース2番人気1着
アプレザンレーヴ4番人気5着
10年
エイシンフラッシュ7番人気1着
レーヴドリアン9番人気11着
11年
ウインバリアシオン10番人気2着
サダムパテック3番人気7着
12年
スピルバーグ9番人気14着
ヒストリカル6番人気18着
13年
キズナ1番人気1着
コディーノ4番人気9着
14年
サウンズオブアース11番人気11着
ワンアンドオンリー3番人気1着
15年
サトノラーゼン5番人気2着
タンタアレグリア7番人気7着
16年
ディーマジェスティ1番人気3着
マイネルハニー14番人気16着
はい。もう皆さんお気づきですね。そんなに有利ということはなかったですね。
単純に強い馬人気馬が1枠を引くことがたまたま多かったということがいえそうです。枠を利して勝ったと思えるのはエイシンフラッシュくらい。とはいえこの馬も後に天皇賞秋を制するなど東京コースでの実力を証明しています。
さあ、今年はあの有力馬がまた見事に1枠を引き当てるのでしょうか?アルアイン?サトノアーサー?アドミラブル?
でも、どの馬が勝ったとしてもそれは枠のおかげということではないはず。馬の実力を素直に認め、気持ちよく称賛することとしましょう!