ダート界は高齢化が進んでおり、今年のチャンピオンズカップも人気馬のうち、アウォーディー、コパノリッキー、サウンドトゥルーの3頭が7歳馬だ。世代交代は必至のはずだが、若駒の台頭はあるのだろうか。
かつては、クロフネ、カネヒキリ、アロンダイトなど3歳馬が勝つことがままあったのだが、ここ10年はかなり苦戦している。馬券になったはたった4頭で、ノンコノユメ2着、ホッコータルマエ3着、シルクメビウス2着、ゴールデンチケット3着で、勝利はなし。
今年はというと3頭が登録はしているものの、出走はローズプリンスダム1頭になるかもしれない。この2年はUAEダービーで健闘したエピカリスとラニがその後活躍できていないのが大きい。ジャパンダートダービーも地方馬ヒガシウィルウィンに勝たれる始末。
芝と違いダート戦はじわじわとパワーをつけて、高齢になってから大成する馬が多いので仕方ないところだが、ファンとしては新星の誕生に期待してしまうもの。3歳馬はレイデオロ、スワーヴリチャード、モズカッチャンなど芝重賞を席巻し明るい話題を振りまいているが、ダート界は同じようにはいかなそうだ。