今年のチャンピオンズカップは絶好調ミルコデムーロ騎手が乗り馬なし。ルメール騎手、ムーア騎手らもそこまで強力なパートナーは得られず、日本人騎手に大きなチャンスだ。
というのも、外国人騎手はダート戦での勝率が軒並み悪い。日本の砂は深くてパワーが要り、芝競走とはかなり違った騎乗技術を要求されるという面があるのだろう。日本人騎手でもダートの巧拙は実はある。調べてみた。
今年ダートで断然の実績を誇るのが戸崎騎手で80勝。勝率も2割を超える。ルメール、デムーロ騎手も騎乗数こそ少な目だが、勝率は2割を超え下手ではまったくない。
逆に不得手としているのが福永騎手で勝率は.0127で、芝の.0183を大きく下回る。福永騎手は馬が首を使いやすくするように騎乗フォームを改良しているが、それがダートでは良い方に出ていない可能性がある。
リーディング上位以外で意外にダートが上手いのが田辺騎手。勝率0.134と芝より数字が良い。幸騎手も42勝で芝の3倍近い勝ち星を稼ぐ。今回人気の古川騎手もダート巧者。芝6勝に対し、ダートで27勝。これはテイエムジンソク効果だけではない明らかな数字。
サウンドトゥルーで昨年制していてダートが上手い印象もある大野騎手は数字は悪い。勝率は.070程度。松山騎手も不得手としていて.064となっている。