ホープフルステークスいらない?G1昇格初年から低レベルメンバー...前哨戦トライアル勝ち馬全回避で重賞勝ち馬出走1頭

 ホープフルステークスは昨年の優勝馬レイデオロがダービー制覇、ジャパンカップ2着と活躍。2017年から勇躍G1昇格となったのだが、第1回から暗雲だ。
 実質的に前哨戦と位置づけられる東京スポーツ杯2歳ステークス、京都2歳ステークスの勝ち馬がいずれも回避表明。脚部不安等の障害があるわけではなく、クラシックに備えるためという理由でスキップされてしまった。欧米と違い日本の場合、G1の格付けはこれまで重く、レース体系もG1を頂点として整備されているものだ。今回の2頭の回避は、ホープフルステークスが頂点のレースであると全く認識されていないことを表すもので、日本競馬のG1インフレが新たな段階に突入したといってよいと思う。
 現時点で東スポ杯でワングネリアンに負けたルーカスも出走は表明しておらず、確実な有力出走馬はジャンダルム、サンリヴァル、タイムフライヤー、ゴーフォザサミット、ジュンヴァルロくらいか。重賞勝ち馬に至ってはジャンダルム1頭のみになりそうで低調と言わざるをえない。
 グーグルでホープフルステークスと検索するとまず出てくるのが、「ホープフルステークス いらない」だが、なかなかストレートで強烈な批判だ。


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