毎年この時期になると心配になるのがジャパンカップの外国馬集めだ。今年も難航しそうな雰囲気で、良い話は流れてこない。ただ、地味ながら何頭か出走の構えを見せてきている。
ドイツ勢が心強い。バイエルン大賞を連覇したギニョールが参戦表明。管理するカルヴァロ調教師は過去に、アイヴァンホウで12番人気6着、イトウで8番人気18着していて来日に積極的な人物。これは確度が高そうだ。
さらにバイエルン大賞2着のイキートスも昨年に続き前向き。こちらは昨年16番人気7着と健闘していて面白い存在だ。
因みにバイエルン大賞は4年前から11月1日に施行されるように変更されて以降、全ての勝ち馬がジャパンカップに出走したということになる。もはやジャパンカップの有力な前哨戦、トライアルレースのようだ。
そもそもドイツ勢というと、重い馬場での競馬が多いため敬遠されがちだが、人気以上に走ってあっと言わせるケースが多い。1995年の勝ち馬ランドも6番人気で勝利している。
意外と日本の馬場に適性の高いドイツ勢、賑やかしだけでなく、好走してジャパンカップを盛り上げてほしい。