ジャパンカップ2017キタサンブラック最大の弱点:武豊騎手8Rも騎乗予定回避で当日馬場状態確認が困難に?

 JRA馬主である平井裕氏が、所有馬であるエニグマバリエートの騎乗を武豊騎手に依頼していたが、断られてしまったことを自身のツイッターで明かした。
 ケガのために騎乗回数を絞りたいという理由のようだが、やはりケガの回復が思わしくないのではと懸念が広がっている。これで、武豊騎手のジャパンカップ当日の騎乗予定は2Rのディープシャイン、7Rのエングローサー、11Rのキタサンブラックのみとなりそう。
 これにより、当該週、ジャパンカップ前に武豊騎手が東京競馬場の芝コースで騎乗するのは1レースだけになることは大きいと言わざるを得ない。(前日は東京競馬場ではなく京都競馬場で騎乗するため。)
 というのも、大レースを控えた騎手は、その前のレースで騎乗することにより当日の馬場の傾向を掴む。特に現在の競馬はコロコロと馬場の傾向が変わるから、内を突いてみてどうか、外を回ってみてどうか、感触をつかんでおくことは、大勝負の戦略を考える上で極めて大事だ。キタサンブラックは恐らく今回も逃げることになるだろうから、どの部分の馬場が悪くなっているかを把握して、良い部分を選んで走らせてスタミナの消耗を減らすことが大事。
 いくら武豊騎手といえども、それを1鞍だけでつかむことは不可能だろう。そもそも7Rは1600m戦で、3コーナー、4コーナーは使うが、1コーナー、2コーナーは走ることさえないので確かめようがない。
 天才武豊騎手がこの窮地をどう克服するのか、ジャパンカップの最大の注目点になりそうだ。

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