マイルチャンピオンシップ2017展開予想「逃げ馬2匹目のドジョウ」ロックステディ本命マルターズアポジー武士沢騎手

京都マイルというのは、年齢・条件問わず基本的にスロー傾向のコースです。
過去23戦全て逃げてきたマルターズアポジーという、確固たる逃げ馬が存在する以上、アポジーの創り出すペースの中で全馬が競馬をすることになります。

が、同じ逃げ馬ながら、『番手の競馬』という選択肢を持つウインガニオンとダノンメジャー。
この2頭が、2番手3番手の競馬で妥協出来るか否か、がペースの鍵であり、ひいてはレースの鍵となると考えます。
いずれかが――恐らくはガニオンが、「俺の隣を走るな!」となって上がって行った場合、先行勢総崩れの乱ペースと成り得ると思われます。
昨年のようなハイペースで後続を完封できるミッキーアイル、3着に残ったネオリアリズムのような強力な先行馬は、恐らく今年はいません。(ネオリアリズムは香港目標で回避らしいです)

最終的には枠順次第、あとはガニオンとダノンメジャーの勝負気配次第になりますが、まあ妥協してダノンメジャーが3番手になるんじゃないかなと。
ガニオンはアポジー以上に舐められていますので、ダノンメジャーも「所詮夏馬だし垂れるだろうから行かせてもいいか」と考える可能性は低くないでしょう。

そして後続は、「夏馬と重馬場得意な馬(ダノンメジャー)が前に行ってるから前は潰れるだろ」と、アポジー含めて油断してくれるんじゃないかなと。


馬場は内外フラット、スロー~ミドルまでなら内有利と予想します。
勿論土曜日のレースをしっかり確認する必要はありますが、昨年を見ても、また天気予報からも、急激に馬場が悪化することは考え難いです。


◎マルターズアポジー

エリ女につづいてまた逃げ馬指名、二匹目のドジョウはいないとか思われそうですが、この馬も不人気気質という逃げ馬の重要な好走要因を満たしている。
どうせ今回も上位人気にはならない。

京王杯AHは高速馬場で58キロ背負って先行馬は全て潰しました。
人気が落ちて定量戦ならば見直せる。

昨年の福島記念のように、荒れた馬場の経験も充分有る。
関屋記念のようにウインガニオンと仲良く逃げて、ミドルペースで進めれば、1分33秒台で走破できる実力があることは疑う必要ないと思います。
そして昨年(1:33.1)より若干悪化した馬場状態から、1分33秒台で決着するであろうことも、エリザベス女王杯のタイムから言い切って良いち思います。

逃げの戦法のことを「先手を取る」と言いますが、上手い言い方ですよね。
後続が逃げ馬に合わせた後手の競馬をしてくれるわけですから。
結局、一定レベルの地力があれば、逃げ馬って相手関係はあまり考慮しなくて良いのかなと思うようになりました。

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