有馬記念 2016 キタサンブラックのラップデータを再検証:武豊騎手は今度こそ1番人気に応えられるか

2016 有馬記念(GI) 中山芝内2500m良

2:32.6 6.8 - 11.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 13.4 - 12.8 - 12.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1 - 11.7 - 12.1
61.0-59.4 S^2
(前半1000はJRA計測で...合成ラップだと60.8になりますが13.4地点の落差が激しいし誤差も0.2だと大きい)

 まずは、全体として非常に良いレースだったというのは言っておきたい。武豊キタサンブラックとサトノダイヤモンドの2頭のマッチレースのイメージの中にゴールドアクターが上手く間隙を突きつつも一味を加えて三つ巴の非常に見ごたえのある競馬にしてくれた。勝負としては有馬記念の2500mという距離の中で、恐らく1200mぐらいからの勝負と非常に長めの戦いになったと思うんだが、中山2500でこういう競馬をすると本当にアツくなれるというのを証明してくれた。本当に良いコースなんだよ中山は。速報記事書きながらも手が震えるレベルで、ダービーもかなり良かったと思うけど、個人的には今年のGIでベストレースだと思う。こういう競馬を見せてくれるとアツいね。ルメールも武豊も吉田隼人も本当に素晴らしい騎乗をしてくれたし、これが競馬だ、と言ってしまいたいぐらいテンションが高くなってしまったな。強い馬と強い馬のガチの戦いを見られて満足。レースの流れとしてはキタサンの位置で実質的には62秒ぐらいかなというところでかなり緩い流れだけど、昨年ほどではないというところかな。昨年よりは1秒ぐらいバランス的には早い。これは馬場の影響が大きくて、その分5Fのロンスパだけど、2段階加速の度合いが小さくはなっている。それでもキタサンが上手くコントロールして一気には仕掛けずにという競馬のなかで4角出口でも一脚は使う、L1も大きく落ちない。非常に面白いレースだった。


2着キタサンブラック


 1番枠からまずまずのスタートだが、マルターズアポジーに関わらず逃げの意識をもってマルターズを行かせるまえから上手く外に誘導して2番手、離れた単騎の競馬で実質的にかなりのスローに持ち込む超高等テクニック、武豊ここにありをまずは証明。そこからはマルターズを無視してペースをコントロールしてかなり緩い流れに持ち込むがこれも単騎で進めてレースを完璧に支配する。しかしこれを良しとしないサトノダイヤモンドが緩い段階でキタサンブラックに一気に取り付いてここでプレッシャーを受けるがそれでも動じずペースを一気には上げていかない。3角手前からマルターズを突きながらペースを引き上げて行く形でそれでも一気にではなく仕掛けを我慢。サトノダイヤモンドら以降に対して仕掛けを待ちつつも落とし過ぎずに直線。序盤でそこからゴールドアクターに一足を使われるがL1の踏ん張りがこの馬の武器、最後は盛り返して坂の上りで抜け出し掛けたが、同じくL1の差し込が凄まじいサトノダイヤモンドとの一騎打ち、最後はクビの上げ下げで2着に終わったが今年の古馬路線を堂々と引っ張ってきたこの馬の意地を見た有馬だった。もうね、もうこっちが勝ってもいいんじゃないか、ってぐらいもう完璧。サトノが上がってきたときも冷静だったし、ここで一気に上げていくというわけじゃなくてレースの支配を解くことはない。3角手前からのポテンシャル戦という競馬に上手く持ち込めたし、結構難しいバランスだったと思うんだよね。仕掛けを待ちすぎるとゴールドアクターの競馬になるし、上手く5F戦で速いラップを踏ませなかったからゴールドの脚はちょっと鋭さを削がれていたというのもある。ゴールドの隼人も完璧に乗っていたからね。上位3頭の騎手は完璧だったと思う。この馬のバランスを最高に引き出してくれたし、逃げるということは絶対的に馬を信じないといけないんだけど、武豊とキタサンブラックとの間の信頼関係というのは本当に素晴らしいなと思う。北村宏司に一度と思っていたけど今はそれはないな。それぐらい、もうキタサンブラックは武豊以外あり得ない。もう一年この馬を見られるとなると本当に楽しみで仕方ないね。サトノダイヤモンドとは本当に互角の競馬だし、甲乙つけがたい来年はこの2頭を軸に古馬2400以上の路線は進んでいくと思う。2着だけど久々に天晴な2着だと思うし、キタサンブラック&武豊にも拍手喝采を送りたいね。1年間本当にお疲れ様でした。


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