有馬記念・ホープフルステークスのJRA年末開催日・競馬番組を2017年以降再考せよ~失われた最後の大一番~

 やはり有馬記念ウィークは何かが違う。スポーツ新聞を見ても、テレビや雑誌、町の広告を見ても、有馬有馬の文字が躍る。否が応でも盛り上がるなと実感した月曜日。競馬に従事している者として本当にありがたく、感動さえ覚えた。
 ただそこで競馬は有馬記念で終わるべきではないのかという思いがもう一度頭をもたげてしまう。やはり有馬記念がここまで盛り上がるのは、年末の風物詩、今年最後の大一番だからではないだろうか。このグランプリを年の暮れに、という有馬頼寧会長の企画力には平伏せざるをえない。
 あえて言おう。レース自体はそこまで素晴らしいものではないと思う。中山2500というコースは、いまいちのコースだ。このコースを使いたくないがため、今年もレイデオロやソウルスターリング、マカヒキといった馬たちが出走を控えている。過去には2年連続でファン投票1位だったウオッカも回避している。
 コース形態だけでなく、厳寒期で状態を仕上げにくいというのもあるだろう。いずれにしてもジャパンカップや天皇賞秋に比べてコンテンツとしての魅力は落ちる。
 それでも国民がこれほど注目してくれている理由をもう一度考えよう。ホープフルステークスの創設で、有馬記念に最後の大一番というフレーズが使えなくなったいま、年末の風物詩として存在意義を保ち続けられるかは定かでない。本当にこのままで競馬は大丈夫なのだろうか?目先の利益に目がくらんではいないだろうか?

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