有馬記念2017追い切り:サトノクラウンポリトラック調教が波紋...好タイムもウッドに入れぬ状態?

 ジャパンカップ後疲れが抜けず、ぎりぎりまで出走を迷っていたサトノクラウンが出走を決めた。しかし、その1週前追い切りの調教内容が波紋を呼んでいる。これまでずっと使ってきたウッドチップコースではなく、ポリトラックコースで追い切ったのだ。あまり使われることのないコースのため、特別な意味があると思われる。
 ポリトラックコースは、ウッドチップコースに比べ、グリップ力が高く、必要最低限の負荷で実戦に近いスピードを出すことができる。実際にオープン馬キャンベルジュニアと併せて65.3-36.3-11.3と速い時計は出ているが、あまり負荷をかけたくなかったと考えられる。つまり、ウッドチップコースで追い切ることができないくらい、状態が良くない、疲れがたまっているととるのが常識的だろう。足元に負担をかけずに、心肺機能を息を整えるための調整と考えられる。
 サトノクラウンは極悪馬場の天皇賞秋でキタサンブラックと壮絶な叩き合いを演じている。キタサンブラックの方にもジャパンカップで疲労が出たとされる。
 サトノクラウンにとっては、年末最後の大一番のグランプリであること、ムーア騎手が騎乗してくれること、同馬主のサトノダイヤモンドがいないことなど、出走したい条件が重なっているため、状態がイマイチでも無理してでも使いたいということなのだろうか。無事完走を祈りたい。

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