阪神ジュベナイルフィリーズは抽選組が強いというデータがある。この11年で、ウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、ジョワドヴィーブルの4頭が抽選組から優勝している。
ここまでくると何かしら理由があるはず。それはフレッシュさではないだろうか。まだ体力の突き切っていない2歳牝馬だからこそ、フレッシュな状態のほうが過酷な阪神1600で能力を出し切りやすい。
2勝馬というのは少なくとも年の後半に2回は走っていることになるし、それが重賞ともなれば、かなり疲労を残したまま暮れのレースを迎えることになるからだ。
今年の抽選組で注目といえばなんといってもソシアルクラブ。母のブエナビスタも叔母のジョワドヴィーブルも抽選で阪神JFを勝っている正に抽選血統だ。ソシアルクラブの前走は時計的に評価が低いが、母ブエナビスタも新馬では負けており、そこから2戦目に大きな変わり身を見せている。
大きく時計を短縮して優勝となれば祖母ビワハイジからの3代制覇の記録達成だ。