キタサンブラック有馬記念2017情報まとめ(ファン投票1位・NHKドキュメント番組放送で武豊騎手ラストラン飾るか)

キタサンブラック関連情報

有馬記念2017キタサンブラックNHKドキュメント番組放送日程時間決定:30日18時~北島三郎の難しいドラマどう描く

 有馬記念で引退ラストランとなるキタサンブラックのドキュメンタリー番組がNHKで30日18時5分からだと発表された。
 当初はクローズアップ現代の枠での放送が予定されていたが、引退が決定したことで、より長い枠に決定したとのことだ。
 6月の宝塚記念の頃から密着し、キタサンブラックを鍛えるために常識破りのハードトレーニングに挑んだ陣営の苦闘などに迫るとのことだ。
 ただ、競馬ファンなら気づくと思うのだが、キタサンブラックの調教に関しては、宝塚記念時にハードに追いすぎたために疲労が残って失敗し、その後はソフトな仕上げにすることで成功したという話を伝え聞いてきた。ミホノブルボンのドラマのように、ひたすら強い調教で名馬を作り上げたという単純なものではなさそうなところが難しい。そのあたりが番組でどう描かれているのか注目したいところだ。
 そもそもキタサンブラックのドラマというのは少し難しい。ディープインパクトのような完全無欠のヒーローではないし、オグリキャップのように不調から奇跡的な復活というものでもない。馬の頑張りと馬主北島三郎氏のストーリーとをどうリンクさせるかというのも難しそうで、ここはNHK制作陣の編集の腕の見せ所だと思われる。


有馬記念2017キタサンブラックの衰えは?落鉄なかったJCラップタイム分析から能力徹底検証

 ジャパンカップ後、キタサンブラックの敗因は前脚の落鉄と報じられたが、その後さまざまな人が映像検証した結果、どうやらレース中には落鉄していなかったということが判明してきた。よって競走への影響はなかったということになり、あのジャパンカップの走りがキタサンブラックの現状の力ということになろう。
 ということはキタサンブラックの力は衰えてきているのだろうか。キタサンブラックが刻んだラップタイムから、競馬をやって何が悪い管理人のカタストロフィ氏に徹底分析してもらった。


2017 ジャパンカップ(GI) 東京芝2400m良

2:23.7 60.2-59.1 S^1
13.0 - 11.2 - 12.1 - 12.1 - 11.8 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 11.8 - 11.3 - 11.8 - 12.0

 全体のペースはそこそこ速かったが、それでも一応ややスローで前3頭はまとめている。それと、土曜の馬場で想定していたが、日曜は土曜から比べると明確に1~2段ぐらい時計が掛かっていた(ウェルカムSは明確にスローであまり速いラップを踏めなかった)。その中である程度淡々と流れた中でL3最速戦と仕掛けのタイミングが早かった。昨年と違うのは前後半のバランスで前半が割と速かったし、その割に仕掛けが早かったというところ。昨年よりは軽い馬場だったと思うが、それでもやや高速ぐらいだったと思うしこれだけ淡々と運んでいたので2:23.7と好時計を叩きだせたと思う。結構シンプルな競馬だったかな。


3着キタサンブラック

 4番枠から汚名返上の好発を切ってスッとハナを主張しきる。ディサイファ辺りが突いてくるがそれはあまり気にせず最初からあまりスローに落とし過ぎないような意識で乗っている感じ。2角過ぎでも馬なりで抑える感じでもなく馬の気持でペースを作っていく感じ、ペースも60.2と昨年よりは速い。3~4角でディサイファ辺りがしんどくなっている中で楽な手ごたえで直線に入ってくる。序盤でそこから馬場の良い中目に誘導しながらL2の地点でしんどくなって追い出す。ここで昨年ほどの踏ん張りができずに減速、L1では甘くなって3着も4着以下は圧倒した。

 う~ん...色々と思うところはあるけど、噛み合い切らなかったなという感じで必ずしも何かが悪いって考えるのは良くないかもしれない。全体の映像を見た時にいつもより積極的、コントロールせずに馬の気持に任せて行っていた感じで、実際1000通過も60.2と絶妙ともいえるが少し速いなとも感じた。ただ、この馬も時計的にそう差のないところにいるので結果的に見てスローバランスではまとめている。前半のレースメイクに関しては昨年は完璧だったが今年はまずまず、という感じ。仕掛けどころは少し早かったと思う。キタサンの場合促す必要が無いというか、あまり大きなアクションが無くても加速していけている感じなので、実際L2で追い出されているがここでは減速基調に入っていた。
 豊のケースの場合派手なアクションがあるときは加速している時ではなく減速しているときが多いので、L2の感じで少し嫌だなとは思ったがやっぱり昨年と比べて減速が早かった。ペース自体は悪くないとしても、仕掛けどころが昨年とほぼ同じなので前後半でのバランスとして噛み合い切らなかったのはその辺りに原因があるとは思う。
 昨年が100だとすると85ぐらいでの全体のバランスでやれているんだが、相手が完璧に噛み合い切ったシュヴァルグランと考えると仕方がないのかなと。反動というほどのものは個人的には無かったんじゃないかなあと。
 4着以下とのパフォーマンスで考えれば昨年レベルに近いところでやれていると思う。結局細かいバランスとシュヴァルグランが完璧、レイデオロが想像以上に強かったと考えれば、キタサンの能力は出せていると思う。結局ある程度引っ張っているのであればもうちょっと仕掛けを補正しないといけなかったかな、というのが感想になるかな。
 L2での減速が早かったのが全てだと思うし、L3では昨年同様いい脚を使えているので状態が悪かったとは思わないんだよなあ。むしろ逆にこれが反動でない、走り切っているのであれば有馬への反動の方が怖い気がするね。今回の敗因はペースと仕掛けのバランスが微妙に食い違ったこと、他が良かったというところだと思っている。いつも勝てってのは難しいからね。
 ギニョールも行く気が無かったってのは誤算だったかもしれん。パトロールを見ても最序盤ギニョールに行かせるだけのスペースは与えていて、ギニョールがこちらの直後を取ったので1角までに行き切る形を選択したんじゃないかな。Bプランっぽい逃げ方で、逃げるなら今回はある程度引っ張ってという感じだった気がする。






有馬記念2017キタサンブラックは祟りとの闘い?天皇賞秋の疲れか、サトノアラジン鼻出血・サトノクラウン大敗・香港C完敗

 「祟り」というと今のご時世非常に恐ろしい響きに聞こえてしまうのだが、、これは正に祟りといっていいのではないだろうか。雨の祟り、台風の祟りだ。
 天皇賞秋の極悪不良馬場の各馬に与えたダメージというのが半端ないことになっている。

天皇賞秋
1着キタサンブラック JC1番人気3着
2着サトノクラウン JC3番人気10着
3着レインボーライン JC8番人気6着
4着リアルスティール 休養
5着マカヒキ JC6番人気4着
6着ソウルスターリング JC4番人気7着
7着ディサイファ JC17人気17着
8着サクラアンプルール
9着グレーターロンドン休養
10着ステファノス 香港C4番人気4着
11着ヤマカツエース JC12番人気8着
12着ミッキーロケット 中日新聞杯1番人気2着
13着ネオリアリズム 香港C2番人気3着
14着ロードヴァンドール 中日新聞杯5番人気3着
15着シャケトラ JC7番人気11着
16着カデナ
17着ワンアンドオンリー JC15番人気16着
18着サトノアラジン MCS5番人気10着

 全馬ほとんどよいところがない。マイルチャンピオンシップ後にサトノアラジン鞍上の川田騎手が「天皇賞秋の疲れ」を危惧していたのが的中してしまったようだ。その後サトノアラジンは引退レースの香港マイルで鼻出血を発症し11着に大敗してしまった。
 サトノクラウンはかなり疲れが溜まったのか、有馬記念の出走さえ危ぶまれている。キタサンブラックもジャパンカップでは落鉄はなかったようだし、やはり敗因は疲れだったか。有馬記念では、自身の体調との闘いになるかもしれない。


有馬記念2017を待たずキタサンブラック2年連続年度代表馬決定的!ウオッカ以来JRA史上7頭目

 例年、有馬記念は年度代表馬決定戦の意味合いを持つ。3歳チャンピオンと古馬強豪が雌雄を決するパターンが多い。
 しかし今年に限っては年度代表馬は完全に決まっているといってよい。キタサンブラックで間違いないだろう。今年は群雄割拠したせいか、キタサンブラックのみが大阪杯、天皇賞春、天皇賞秋とG1を3勝していて、G12勝馬はゴールドドリームのみ。ダート馬のゴールドドリームは有馬記念出走がないので、有馬記念でどの馬が勝とうともキタサンブラックの優位は変わらない。ウオッカ以来史上7頭目の2年連続年度代表馬は決定的。
 ということはどれだけ負けても大丈夫なのだが、年度代表馬に相応しい走りを期待したい。なお、勝てば生涯獲得賞金ではテイエムオペラオーに次ぐ2位に浮上する。
 
 過去の2年連続年度代表馬
 シンザン
 ホウヨウボーイ
 シンボリブドルフ
 シンボリクリスエス
 ディープインパクト
 ウオッカ


有馬記念2017NHKドキュメンタリーTV放送決定:キタサンブラック「やっぱり強い」ラストランで伝説になるか

「やっぱり強かった」
とこれほど何度も言われた馬もいなかっただろう。

強いのはわかってはいるんだけど、でもやっぱり血統が、展開的に、、負けるんじゃないかと疑念を抱かせ、いやいややっぱり強かったでしょと毎回疑念を払しょくしていく。それがキタサンブラックのアイドルホースたるところだったと思う。毎回ハラハラさせるけれど、キタサンは距離の壁、血統の壁を乗り越えて頑張った。走ってみればやっぱり強かった。
 いつでも完璧、非の打ちどころなし、向かうところ敵なしではここまで愛されなかっただろう。

私が競馬の仕事をしていると、普段競馬をやらない人でも「キタサンブラックって強いんでしょ?」と話しかけてくる。久しぶりに競馬村の外の人にも名が通る馬が出てきたのである。おそらく彼らにとっては、オグリキャップ、ディープインパクトの次に憶えた馬の名前ではないだろうか。

いくら競馬ファンの我々がウオッカの方が強かった、オルフェーヴルはもっと凄かったと言っても、一般の人はきっと知らないだろう。北島三郎という超有名歌手が所有するというのはかなり大きなことで、武豊騎手が騎乗するというのも大きかった。知名度で歴史に残るレベルに達したキタサンブラックをスターホースと呼ばずに誰をそう呼ぶという話だろう。

NHKがドキュメンタリーを放送することも決定。最後にドラマを用意するとしたら有馬記念優勝しかないだろう。

「やっぱり強かった」で終わるのがキタサンブラックらしい。


武豊騎手有馬記念は過去2勝と相性悪く

 今年の有馬記念では武豊騎手はキタサンブラック騎乗で出走するが、ほぼ1番人気は確定的。そこで武豊騎手の有馬記念での騎乗成績データを探ってみたが、1番人気での出走はメイショウサムソン以来9年ぶり7回目。
 なお7回ある1番人気出走で、勝利したのはたった1度のみで、ディープインパクトでのもの。有馬記念勝利は意外にもオグリキャップとディープインパクトの2回のみで、武豊騎手としては相性の悪いG1。この過去5年での最高着順は2015年のキタサンブラックでの3着。


有馬記念2017ファン投票最終結果:1位キタサンブラックも1万3千票減...ファンの減少?有馬記念離れ?

 有馬記念のファン投票最終結果が発表され、昨年に引き続き2年連続でキタサンブラックが1位に輝いた。ただ、注目しておきたいのは票数で、12万4千票というのは昨年の13万7千票から1万3千票ほど減少している。今年はキタサンブラックは既にG1を3勝しており、年末にはNHKドキュメンタリーも放送決定し、さらにはこの有馬記念がラストランという、キタサンブラック一色の感がある有馬記念にも拘わらずこの票数減少は何を意味するのだろうか。
 実はそもそも有馬記念の有効投票数自体が減っている。今年は138万票余りで、16万票ほど減少しているのだ。
 なぜ有馬記念が盛り上がりに欠けているのかと考えると、ホープフルステークスの設置が考えられる。有馬記念といえば、これまで1年間の競馬の最後のレース、年末の総決算という色合いが強く、そこにファンの注目のすべてが注がれた。しかし、今年からはその後にもホープフルステークスがある。ファンの興味も分散しがちだ。
 年末の競馬需要を吸収することで、JRAの売り上げが伸びることは間違いないだろうが、その分大切な有馬記念のブランドを殺がなければよいのだが、、。


有馬記念2017有力馬回避版出走表:キタサンブラック楽勝の可能性も?北島三郎馬主に流行語大賞の「ラストラン忖度」?

 今年の有馬記念は早くからキタサンブラックのラストランという話題が先行している。花道を飾るには、そのライバルたちの動向も大事なのだが、今年は非常に読みにくい。
 出否がわからない馬が多い。まず、凱旋門賞帰りのサトノダイヤモンドがはっきりしない。香港ヴァーズは間に合わないため回避すると発表されたが、となると2週間後の有馬記念も間に合うかどうかは微妙だ。さらには鞍上の問題もある。不動の主戦騎手ルメールにはレイデオロというパートナーもいて、バッティングする。レイデオロもサトノダイヤモンドもルメール騎手しか乗ったことのない馬だから、両方が揃って出走するということは少なくともなさそうだ。
 もう一つの騎手問題。デムーロ騎手で、こちらはスワーヴリチャード、サトノクラウン、シュヴァルグランがバッティング。このうち1頭しか出ないということになるとかなり寂しくなる。
 ルージュバック、マカヒキは距離とコースが微妙。クリンチャーは香港ヴァーズから招待状が届いてしまっている。
 現在のところ出走を明らかに表明しているのはキタサンブラックとスワーヴリチャードくらいであり、回避馬が続出するということになると、キタサンブラックの楽勝で、白けた花道になってしまうかもしれない。
 まさか今年の流行語大賞よろしく、各陣営が北島三郎オーナーに「忖度」してキタサンブラックを勝たせようとしているわけではないと思うが、、。

 一応最悪の事態になった場合の出走表と予想オッズを作っておいた。こんなことにはなってほしくないが、、。

予想
オッズ
出走予定馬 想定
騎手
厩舎 血統
(父馬)
前走成績
1.7 キタサンブラック 武豊 清水 ブラックタイド 天皇賞秋1
5.0 スワーヴリチャード デムーロ 庄野 ハーツクライ アルゼン1
11.1 ミッキークイーン 浜中 池江 ディープインパクト 宝塚記3
18.8 マカヒキ 内田 友道 ディープインパクト 天皇賞秋5
23.0 リスグラシュー 福永 矢作 ハーツクライ 秋華賞2
23.2 シュヴァルグラン デムーロ 友道 ハーツクライ 京都大2
23.6 レインボーライン 岩田 浅見 ステイゴールド 天皇賞秋3
24.0 クリンチャー 藤岡佑 宮本 ディープスカイ 菊花賞2
24.4 ヤマカツエース 池添 池添 キングカメハメハ 天皇賞秋11
31.9 シャケトラ 田辺 角居 マンハッタンカフェ 天皇賞秋15
38.8 タンタアレグリア 蛯名 国枝 ゼンノロブロイ オールカマー3
42.6 サウンズオブアース 藤岡 ネオユニヴァース 京都大13




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