フェブラリーステークスの枠順が発表されると、ネット上では、人気のゴールドドリームやサンライズノヴァが外の良い枠を引いたと安堵する声が多く聞かれた。一般的にはオープンコースで距離得できる分内枠が有利というのが基本の競馬において、ここまで外枠が好感されるというのは珍しい。本当に東京ダート1600では外枠有利なのか過去1年分のデータで検証してみた。
枠順 | 成績 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
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1枠 | 6- 10- 10-156/182 | 3.30% | 14.30% | 13 | 54 |
2枠 | 11- 14- 14-151/190 | 5.80% | 20.50% | 38 | 92 |
3枠 | 11- 10- 11-164/196 | 5.60% | 16.30% | 40 | 48 |
4枠 | 20- 10- 21-151/202 | 9.90% | 25.20% | 57 | 82 |
5枠 | 9- 20- 11-164/204 | 4.40% | 19.60% | 19 | 53 |
6枠 | 13- 17- 12-165/207 | 6.30% | 20.30% | 107 | 86 |
7枠 | 20- 15- 11-163/209 | 9.60% | 22.00% | 91 | 84 |
8枠 | 15- 10- 14-167/206 | 7.30% | 18.90% | 72 | 69 |
見てみると、勝率、複勝率ではそこまで顕著な差はないのだが、単勝回収率では明らかな差が出た。明らかに6枠から外が有利。特に回収率で差が出るということは、外枠の穴馬が台頭しているケースが多いということだろう。ベストウォーリアやレッツゴードンキにも注意が必要だ。
ここまで数字に出るのはしっかりとした理由があるだろう。スタート直後の芝部分の長さ、砂を被りにくい、コーナーがひとつなので距離損が少ないなどが考えられる。
また、意外にも5枠の数字が極めて悪いのも特徴的。中途半端な枠で、行ききることもできず、外から被され砂を被ってしまう枠なのだろうか。5枠の人気馬テイエムジンソクは大丈夫だろうか?