フィリーズレビュー2018もメンバー低調...G3格下げはありうるか(桜花賞出走馬ステップレース別過去データ検証)

 今年からチューリップ賞がGⅡに格上げとなり、先週も阪神JF上位馬3頭がこぞって出走し盛り上がった。やはり本番である桜花賞と同じコースで行われるという条件は大きいものがあり、過去の実績からしてもGⅡ昇格は文句がないところだろう。
 では逆にフィリーズレビューの方はどうか。昨年こそ2着馬レーヌミノルが桜花賞を制したが、例年は本番に直結しないことが多い、今年も阪神JF5着馬のモルトアレグロが1番人気なくらいで、レベルの低さは否めない。このままではG3に格下げがあっても不思議はないと思ってしまうが、重賞が格下げになった例というのはあるのだろうか。調べてみたところ、基本的にはないようだ。かつてアングロアラブが衰退した際に、アラブ大賞典などが重賞でなくなった例はあるが、サラ系ではない。
 因みにフィリーズレビューをステップとして桜花賞に出走した馬のデータを紹介しておこう。フィリーズレビューに名称変更した2001年以降17年分の桜花賞出走馬のステップレース別の成績がこちら。

前走 成績 勝率 連対率
チューリップG2 10- 8- 7-49/74 13.5% 24.3%
フィリーズRG2 3- 1- 3-88/95 3.2% 4.2%
フラワーCG3 2- 2- 1-16/21 9.5% 19.0%
エルフィンS 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0%
アネモネS 1- 0- 2-38/41 2.4% 2.4%
クイーンSG3 0- 3- 3-24/30 0.0% 10.0%
阪神JFG1 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3%

 やはりチューリップ賞との差は歴然。フラワーカップにも劣ってしまっている。昨今は重賞やG1のインフレ化が懸念されているので、柔軟な運用によりG3への格下げがあってもよいと思うのだが。

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