桜花賞とは/過去77回の歴史を知る(武豊騎手5勝・安藤勝己騎手4勝・河内洋騎手4勝)

 桜花賞は1939年に英1000ギニーを範として設置された中山四歳牝馬特別を前身とする。戦後に桜花賞と改称して京都1600に映り、その後ほどなくして阪神芝1600で行われるようになった。
 オールドファンにとっては、桜花賞といえば魔の桜花賞ペースで有名だったが、これは当時の阪神芝1600コースの特殊な形状が影響していた。スタート直後にきついコーナーがあったため、ここで外を回りたくない馬たちが速いペースで先行し、結果的にハイペースを生み、前崩れになるという展開が多かった。しかし、今では阪神競馬場のコースが全面改修され、スタート後のコーナーはなくなりレースの質は大きく変わった。
 牝馬の扱いがうまい騎手が得意としているとされ、勝利騎手に偏りがあり、武豊騎手が5勝、河内洋騎手が4勝、安藤勝己騎手が4勝している。調教師でも松田博資師が4勝を挙げている。
 開催時期は1973年以降4月の2週目として定着している。ただ、レース名でもある桜の花については、地球温暖化の影響もあって開花・満開日が10日ほど前倒してきている。そのため4月2週目まで持つことは現在では稀で、散り際になることが多い。

 今年はラッキーライラックが無敗の桜花賞馬に挑み話題となっているが、過去無敗の桜花賞馬は6頭。ブランドソール、ミスオンワード、ブロケード、アグネスフローラ、シスタートウショウ、ダンスインザムードだけだ。ただ、無敗の桜花賞馬の特徴として、早熟なスピード馬が多いせいなのか、その後古馬になっての活躍が見られない。
 ただ、ラッキーライラックは3歳春以降に成長したオルフェーヴルの産駒。桜花賞だけではなく今後の活躍にも期待したい。

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